2Jun

2015年1月31日、キリマンジャロ登山を終えて足の疲れをとったあと、再びダルエスサラームに戻った。
しかしダルエスサラームにはもう用はない。次に目指すのタンザニアの隣国「マラウィ」だ。
マラウィとの国境までは「タンザン鉄道」に乗って行く事にした。
目次
タンザン鉄道のチケットを予約する
タンザン鉄道はタンザニアのダルエスサラームからザンビアのカピリ・ムポシを結ぶ鉄道。カピリ・ムポシは首都ルサカの手前。どうせならルサカまで行けば良いのに中途半端なんですよね。
しかし僕はザンビアへは行かず、途中のムベヤ駅で降り、マラウィへ行く計画。
アフリカに来て鉄道に乗ったのはエジプトだけ。それ以降、鉄道には乗っていない(というか鉄道がない)ので楽しみにしていた。
しかしタンザン鉄道と言えば、出発が遅れ駅で20時間待たされたみたいな話をしょっちゅう聞く。
そんなトラブルも含め、何が起こるか分からない的な楽しみもあるにはあるけど・・
まずはチケットを予約する為タンザン鉄道のダルエスサラーム駅へ。ダルエスサラームセントラル駅ではないので注意。
YWCAから駅までは約6kmあるのでダラダラで。ポスタから駅までの直通は全然来ないので1度乗り換えて行く方法の方が早い。ダラダラ=400シリング(27円)×2で合計800シリング(54円)で駅まで行ける。
これが駅の入口。
この大きな建物の中にブッキングオフィスがある。ちなみにTAZARA(タザラ)とはタンザン鉄道の事。
ここがブッキングオフィス。
2015年2月現在、タンザン鉄道は火曜日と金曜日のみ運行している。僕は2月3日火曜日のチケットが欲しくて直前の土曜日に窓口に行った。しかし土日は閉まっていて、仕方なく前日の2月2日月曜日に予約した。窓口は夕方16時だか17時には閉まってしまうので注意。
料金はこの通り。ファーストクラスを購入し47200シリング(3243円)だった。
出発
出発当日。出発予定時刻は15時50分。念のため、1時間ほど前に駅に着くようにした。
すでに多くの客が待合室で待っている。
歩いているとファーストクラス専用の待合室を発見!
これが・・・ファーストクラス・・・なのね?
天井穴だらけですが・・・
もちろんエアコンも効いてませんが・・・
ファーストクラス・・・なのね?
ここで20時間とか待たされたらたまったもんじゃないね。。。
出発予定時刻のちょうど30分前、乗車のアナウンスが。
これはもしや・・予定通り出発?!
そんな奇跡が起こるのか?!
これがファーストクラスの通路。
そしてファーストクラスのコンパートメント。4人部屋。コンセント位あるかと思ったけど無かった。
これは多分3等かな?
ムベヤまでは予定通り行っても12時間かかる。3等の直角の椅子に12時間はきついね。ファーストクラスにして良かった。
トイレはもちろん便座なし。けど、汚物を線路に垂れ流さない仕組みになっている点はいいね!中国は垂れ流しだったから。。
ここは食堂車。
BARもある。
飲み物も
お酒もたくさん売っているから買い溜めしておかなくても大丈夫。
そしてまさかの・・・
まさかの??
予定通り出発!!
奇跡~!!!
しかも15時50分ぴったりに出発したからね!ちょっと感動しちゃった。
後日会った人は10時間待たせれて出発したの深夜だったとか言ってたし。
本当に奇跡なんですよーこれ!!
ムベヤまで
タンザン鉄道はタンザニアの国立公園内を走るので動物を見れると聞いていたんだけど、国立公園を走る時にはもう日が暮れてしまって動物なんて1匹も見れなかった・・・
食堂車でディナー。チキンwithライス、3500シリング(240円)。コーラは1000シリング(68円)、ビールは2700シリング(185円)だった。
意外と安い!!
この日は外が明るいな~と思ったら綺麗な満月だった。
電車の速度が信じられないくらい遅くて、あまり揺れないから綺麗に撮れた☆
翌朝、朝食を食べる。これもチャイ付きで3500シリング(240円)
食堂車から顔を出して撮った1枚。
途中いくつか駅に止まるので、そのタイミングで駅にいる売り子から何かを買うこともできる。
ランチ。これも3500シリング(240円)。てか、ご飯多過ぎ!
そしてまたしても奇跡が起こる。
なんと予定通り12時間でムベヤ駅に到着した。
国境の安宿
ムベヤ駅に到着したのは16時頃。駅を出ると、バスが何台か並んでいて客引きがたくさんいた。
ムベヤから国境までは約3時間かかる。マラウィとの国境は18時にクローズの為、逆算すると今日中にマラウィに入国する事はできない。ムベヤの安宿に泊まって、早朝に国境を目指そうと思っていたが、ちょうど国境行きのバスが客待ちをしていた為、それに乗った。
この場所は超ボッタクろうとしてくる奴が多いので注意。最初15000シリングとか言われたけど結局は6000シリング=412円。バスに乗る前にお金を請求してくるやつはボッタクリ。ローカルはみんなバスが進んでから車内で支払うので、車内でローカルの人に料金を確認して払うようにした方が良い。
バスは結局、国境までは行かず、少し手前の街で止まった。着いた時間は19時でもう真っ暗。バイタクの運転手に国境まで歩ける距離で一番安い宿に行ってくれとお願いし乗せてもらった。(1000シリング=68円)
そしてついたのがこの宿「FORTUNE INN」
なんと1泊3000シリング(206円)。もちろんWiFiなし、コンセントすらなし。(スタッフの部屋で充電可)
完全に南京虫が出るタイプの部屋だと思ったけど、結果ダニも南京虫もいなかった。またも奇跡!
トイレは使いたくないほど汚くて、シャワーは写真に写っている水溜め。
水溜めの水もそれはそれは・・汚くて・・・
シャワーは遠慮させて頂いた。
てか、壁とかも何もないからね。
この宿、国境まで500m位だし場所は最高。でも、オススメはしません。というのも僕はたまたまダニや南京虫に刺されなかたけど、部屋によっては絶対に刺されると思う。そんな雰囲気のする宿でした。
でも200円は魅力的だよね?さー、どーする??笑
タンザニア、マラウィの国境
翌朝、8時に国境が開くと聞いたのでそれに合わせて宿を出る。
こんな感じの道を歩いて行く。
いよいよ1ヶ月半も滞在したタンザニアが終わる。
タンザニア側の出国手続きを済ませ、マラウィへ!
この橋が国境みたいです。
という事で、タンザニア終わりました~!!
マラウィに入っていきなりちょっとしたトラブルが起こりますよ☆
次回からのマラウィ編もお楽しみに~!
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