3Nov
ジブチシティーのビーチとヨーロピアンクウォーターまで書いた前回の記事に続き、今回は「アフリカンクウォーター」について書こうと思います。
街並や物価だけでなく、そこで生活する人、食べ物まで全てが「ヨーロピアンクウォーター」とは全く違う世界。
前回の記事を見ていない方はまず前回の記事を読んで頂き比較してもらうと違いが良く分かるかと思います☆
前回の記事→ソマリランドからジブチへ|ジブチに入国して3分後、イスラム風の男に襲われ右手を負傷
目次
アフリカンクウォーターの街並
泊まっている宿はアフリカンクウォーターのすぐそばにある為、宿周辺で生活する人々はどちらかと言うとアフリカンクウォーター寄りだと思う。
宿の前の前で遊ぶ子供達。子供の頃にやった「けんけんぱ?」みたいな遊び方だった☆
宿の前の通りは舗装された道路ではあるが、ゴミや砂埃がひどい。
ヨーロピアンクウォーターへと続く道。写真の左手に路地を曲がるとそこはアフリカンクウォーター。
路地は舗装されておらず、さらにひどい砂埃。
そしてどこを歩いてもゴミ、ゴミ、ゴミ。
ヨーロピアンクウォーターには一切いなかったヤギの姿を多く見かける。
家屋の壁やドアはカラフルな色で塗られ、ゴミさえなければ可愛らしい街並なんだけど。
写真だけ見ると少し治安が悪そうにも見えるかもしれないが、そんな雰囲気は全く感じなかった。
むしろヨーロピアンクウォーターでは○○を探していると言うと、お金目的で案内するという輩が多かったけど、こちらは違う。
いつもの通り「写真撮って!」という陽気で下心の無いフレンドリーな人が多い。
ここはヨーロピアンクウォーターとアフリカンクウォーターの境目となる場所で、何百メートルに渡り露店が続く。
しかし気温の高過ぎる昼間はどの店も閉じていて、開き始めるのは17時を超えてから。
ちょうど夕方18時頃。店が開き始め賑わい始める。
夜になると全ての店が開き最も賑やかに。
このバスターミナルもちょうど境目のとこにあるが、やはり昼は人もバスも少ない。
もーね、本当に暑いからね、ジブチ。少し歩けば汗でダラダラ。涼しいエチオピアが恋しくなってしまう。
アフリカンクウォーターの食べ物
食べ物もヨーロピアンクウォーターとは全く違う。
ホテルからも近いローカル食堂に入ってみた。どでかい鍋で何かをグツグツ煮込んでいた。
メニューを見ても全くなんだか分からないが、値段だけ見る限りめちゃくちゃ安い。
前日にヨーロピアンクウォーターで食べた「スペシャル」と呼ばれる謎の食べ物は1000フラン(616円)もしたからね。ここでは一番高くても230フラン(141円)。
とりあえず一番上に書かれてる120フラン(74円)の「ハリコ」というものを注文してみた。
出て来たのがこちら。スーダンの「フール」を思い出す。豆を水煮したものにフランスパンを付けて食べる。
と、その前に手前の謎の液体(何かのオイルのようだった)を入れてかき混ぜてから食べるらしい。危なくお茶と間違えて飲むとこだったぜい。
そしてかき混ぜたものがこちら。なんか美味そうでしょ?!普通に美味かったよ、これ。満足満足☆
これで本当に120フラン(74円)なのかと思い店の親父に確認してみた。
親父は言った。
「何言ってやがる!これはスペシャルハリコだぜ!」
出た!またスペシャルだ!しかも頼んでもいないのに勝手にスペシャルにしやがった・・・苦笑
なんなんだこの国は!スペシャルスペシャルって!しかも良く考えたらチャイなんて頼んでもないのに出て来て飲んでしまった。
「じゃー全部でいくらなのさ?」と聞いて見ると親父は言った。
「290フランだぜ!」
おいおい、メニューを見る限り一番高くても230フランだぜ~。それにチャイ代を足されてその値段という事だろうか。
何かうまくやられた気もしたが日本円に換算するとわずか179円・・・苦笑
まーいっかね、美味しかったし☆
食べてる時にパンを分けて欲しいと言ってきた子供達。そんなに貧しそうに見えないけどな、、この子達。
後日どうしても普通の「ハリコ」を食べたくて「ハリコ!スタンダード!OK?!」と念を押して注文したら普通の「ハリコ」が来た。
豆の種類が1種類なのと、青唐辛子が入っていないのと、謎の液体が後がけでないのが違う点。
確かに、これなら値段の差を考えてもスペシャルの方が満足度は高いかも☆
ジブチの観光地「アッサル湖」「アッベ湖」「マウチャ島」
ジブチには実は大きな見所がいくつかある。しかし前回の記事にも書いた通り観光客数が少なく、まだ観光地化されていない。
だからこそ行きたい!というのが本音なんだけど、観光地化されていないという事は公共の交通手段が無かったりして、車をチャーターしなければならなかったりする。となれば当然高く付くのである。
僕が一番行きたいと思ったのは「アッサル湖」
アッサル湖とは、ジブチの中央に位置する火口湖である。
アファール盆地の海面下153 mに湖面があり、それはアフリカ大陸の最低標高地点でもある。
湖の畔は塩原に囲まれている。その岩塩は採掘され、キャラバンが組織され、エチオピアまで運ばれ、通商の材にされている。
アッサル湖は塩湖であり、湖水は地球上で最も塩濃度が高い。34.8%と死海よりも塩を多く含んでいる。
ツーリストオフィスに情報を聞きに行くと旅行会社を紹介された。その旅行会社でツアーに参加したい旨を伝えるが、現在希望者は0の為、1人で行くとなると300ドル近くかかると言う・・・。
そのあと、200ドルで連れて行ってあげるというおっさんに路上で知り合ったが、通常人数が集まれば70ドル~80ドルで行く事が出来るらしいのでそれでも高過ぎる。
今回はご縁が無かったという事で諦めた。
次に行きたかったのは「アッベ湖」
アッベ湖は、エチオピアとジブチの国境上に位置する湖。塩湖である。
湖岸のあちこちからは温泉の蒸気が吹き上がり、それによって形成された噴気孔の石灰華の奇岩群が湖畔に立ち並び、独特の風景となっている。
湖にはフラミンゴが多く生息している。
アッベ湖はその特異な光景から、映画「猿の惑星」のロケ地ともなった。
「猿の惑星」のロケ地ですよ?!なんかそれだけでテンションあがるじゃないですか☆
けどね、日帰りで行けるアッサル湖と違い、ここは1泊しなければ行けないので料金はアッサル湖以上。これも諦めるしかなかった。
そして最後に「マウチャ島」
タジュラ湾に浮かぶ無人島でジンベイザメと一緒に泳げるとか。これも希望者0で参加は諦める事に・・・。
どれも日本では全然知られていない場所。あ~行きたかった。けど仕方ないね。
ディレダワ(エチオピア)行きのバスチケットオフィスへ
そんな感じでジブチシティー以外どこにも行けないとなれば3泊で十分だったので、4日目にエチオピアに戻る事にした。
ルートは、「ゲリレ」という国境を抜けてエチオピアのディレダワという街までバスで行くのが一般的なよう。
前日にバスのチケットオフィスへ行ってみる事にした。
チケットオフィスに向かう途中にあった「チャット屋」
チャットと言ってもインターネットの方のチャットではない。前の記事で紹介したエチオピアやソマリランドで愛用されている覚醒植物の事だ。これだけ堂々と売られているので、ジブチでも合法の様子。
ダルエスサラームホテルから30分弱歩いたところでチケットオフィスを発見。
チケットオフィスの前でチャットをムシャムシャ食べている彼らがスタッフのようだ。
英語が通じないのでやりとりに苦戦したが、どうやらここで買うチケットはゲリレ国境までの分らしい。
国境を超えてエチオピア側でバスを乗り換えた時に再度チケットを買うとの事。
料金はジブチシティー~ゲリレ国境、ゲリレ国境~ディレダワともに1500フラン(924円)との事なので合計3000フランになる。
バスは毎日チケットオフィス前から20:30に出発するとの事。チケットの購入を済ませひと安心。
【ジブチシティーの地図】
赤・・・ホテルダルエスサラーム
青・・・HOTEL BANDIR
緑・・・旅行会社
黄・・・ディレダワ行きバスチケットオフィス
赤枠・・・ヨーロピアンクウォーター
青枠・・・アフリカンクウォーター
宿に帰る途中に出会った子供達☆
どこの国でも子供は可愛いね☆
最終日、出発時間までは宿でブログの更新とかをしていたんだけど、どこにも観光に行けずジブチフランが大量に余ってしまった。
試しに両替屋に行って見たら普通にジブチフランからUSドルへの両替が可能だった。なお、ATMではジブチフランしか引き出せない為、ATMでフランを降ろしてドルに両替すればドルを作る事が出来ます☆
では次の記事はジブチシティーからディレダワ、そしてさらにアディスアベバまでです☆
【10月18日から10月19日の出費】
100ジブチフラン=60円
10/18
ホテル(ダルエスサラーム) 6000
スペシャルハリコ、チャイ 290
コーラ 100
フレッシュジュース 200
ビール 1000
合計 7590=4554円
10/19
パスタ 300
マキアート 400
ハリコ 120
チキンケバブ 500
コーラ500㎖ 100
バス(ジブチシティー→国境) 1500
荷物代 500
コーラ500㎖ 100
水1.5ℓ 120
チャイ 40
合計 3680=2201円
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