25May
2015年1月、ザンジバル島。
ザンジバルを代表するビーチリゾート「ヌングイ」で、のんびりと1週間ほど滞在する予定だった。
しかし3泊目の夜、僕の身体に異変が起こる。身体っていうか顔に異変が起こる!この異変について詳しく書こうと思います。
目次
今まで起こった負の体験
旅をしていれば色々な事が起こる。それが自分にとって良い事であればいいのだが、そうとも限らない。
嫌な事や悲しい事、辛い事・・日本を離れて1人で旅をしていればそういった事も多々体験する。
本題に入る前に今までで記憶に残る「負の体験」を思い出してみる。
・モンゴルのウランバートル駅前で貴重品が全て入った財布を盗まれる
・モンゴルのテレルジ国立公園で20m位の高さからデジカメを落とす
・ネパールの北部タトパニで食中毒に遭い3日間下痢、嘔吐を繰り返す
・インドの北部レーで貴重品が全て入ったサブバックを盗まれる
・ドイツのどこかの街の路上で、賭けをして1万円負ける
・イスラエルとパレスチナの国境でイスラエル軍の打った催涙弾を喰らう
・エジプトの首都カイロの路上で偽警官からスタンガンを喰らい、iPhone5と現金約4万円を強奪される
・ウガンダで乗ったバスの乗客計10名以上が全員スリだった
・ナミビアの北部オプウォで留置場に入れられる
・ヨハネスブルグに着いた途端、突然40度の高熱に襲われる
・・・などなど、思い出すと切りがない。
旅至上最大の危機が訪れる
で、今回起こったこの事件は旅至上最大の危機。
タイトルに書いた通りだが、突然顔が腫れだし・・
そのまま全く目が見えなくなるまで腫れ上がり・・
結果、顔が2倍位まで腫れ上がってしまったのです。
しかも、原因不明。
目が見えなくなった時は、本当に不安でした。
このまま一生見えなくなってしまうんだろうか・・・
俺の顔は一生このままか・・・
帰国してちゃんとした病院に行こうか・・・
もうとにかく不安でした。
目が見えていませんからね。
聞こえるのは部屋のファンの音だけ。
ぐいん、ぐいん、ぐいん・・・って。
顔が腫れるまで
そろそろ本題、顔が腫れるまでの過程を見ていきましょう。
しつこい位に僕の顔が出てきます。
僕の事を嫌いな人はきっとイライラします。この先は見ないほうが良いです。
ではいきます。
3日の夜、テントの中で顔の異変に気がつきます。おでこから左目にかけて少し腫れてきました。
さらに1時間経過。腫れが少しひどくなりました。
さらに1時間くらい?どんどん腫れがひどくなっていきます。
腫れが気になって眠る事ができません。
ありゃりゃ・・そろそろ片目が潰れそうです。
この段階ではまだ試合後のボクサーって感じです。
腫れ始めて数時間後・・・
ついに片目終了のお知らせです。
写真では分かり難いのですが、おでこの辺りから目にかけてパンパンに腫れている状態です。
決してウィンクをしているのではありません。
寝て、朝起きたら良くなっているだろう・・・
そう信じてなんとか寝る事にしました。
おはようございます。
左目は全く見えず、右目も終了寸前です。
なんか映画で見る宇宙人みたいになってきました。
この時、僕は焦っていました。
とても焦っていました。
周りに日本人は誰もいないし。
最寄りの街(ストーンタウン)まではトラックで1時間半かかるし。
街にちゃんとした病院があるのか分からないし。
都市までは街からさらにフェリーで2時間かかるし。
なにより、どんどん右目も見えなくなって来てるし。
そこで、急遽チェックアウトしてストーンタウンに戻る事にしました。
そのままでは恥ずかしいし周りの人もビビってしまうので、とりあえず帽子を被ってみます。
・・・見るに堪えません。
帽子だけではあまり意味がないのでサングラスもかけてみます。
・・・変なおじさんです。
完全に怪しいです。
が、相手から目は見えないのでこれで街まで行く事にします。
トラックに乗っている間、どんどん目が見えなくなってきました。
そしてストーンタウンに着いた頃、僕の視界は1mmあるかないか。
超薄目にしてみてください。
それがこの時の僕の視界です。
トラックから降りる事ができず、知らないおっさんが手を握って下ろしてくれました。
僕はマリンディゲストハウスまで連れて行って欲しいとお願いしました。
一緒に歩きましたが、僕は視界が狭すぎてほとんど歩けません。
結果、おっさんと手をつないで15分位歩きました。
これがマリンディゲストハウスに着いた時です。ひどくなってます。
案内してくれたおっさんにお金を渡して、水と食料を買ってきてもらいました。
見えないので、幾ら渡したかも分かりません。
おっさんが医者を呼んでくれました。
数十分後、自称医者が来ました。
自称医者は笑いながら言いました。
「ハッハー、目から何か入ったんだね!そのうち治るよ!笑」
・・・笑えません。
そして謎の薬を1錠くれました。
飲みました。
自称医者は帰りました。
お金は請求されませんでした。
他に薬もくれませんでした。
本当に寝ていれば良いのでしょうか・・心配です。
しかし、こんな状態でも僕の頭には
「こりゃーブログのいいネタになるぞ!」
「負のネタはアクセス集まるからな!」
「よしゃ、いっちょ遊んでやろう!」
と言う思いがありました。
サングラスをかけてみます。
・・・サングラスが喰い込みました。
帽子も被ってみます。
・・・胡散臭いマジシャンみたいになりました。
まもなく限界が来ました。
ついに視界が全くなくなったのです。
正確には目を開く事が完全に出来なくなりました。
手探りで撮ってちゃんと撮れていた奇跡の一枚です。
・・・完全にアンパンマンです。
治ってから数日後に、この写真をフェイスブックでUPしました。
実の妹からコメントが入りました。
「扇風機おばさんじゃん!!笑」
全然笑えません。
妹は楽しんでいるようでした。
僕は扇風機おばさんを知らなかったのでググってみました。
若く見せる為に自分でサラダ油を顔に注射し、顔が扇風機みたいになってしまったおばさんでした。
話を元に戻します。
その日は結局、ただただ寝る事しか出来ませんでした。
目が見えないのでネットも出来ません。
翌朝、ダメになった左目が先に開いてきました。
視力復活のお知らせです。
帽子を被せたりして遊んでみますか?
遊んでみましょう。
この顔に、帽子を被せると
こうなります。
ボクサー、宇宙人、変なおじさん、アンパンマン、マジシャン・・・
そして、扇風機おじさんの誕生です。
数時間後、目がどんどん開いて来ました!
なんか、幼児とかに手を出す犯罪者っぽくなりました。
また帽子被ってみます。
あまり面白くないので・・
次は笑って見る事にしました。
てか、自分の顔が面白すぎて笑うしかなかったです。
この状態で笑って写真撮ろうって思う自分を僕は
さすがだな、と思いました。笑
嘘です。タダのバカです。
どうぞ、
大馬鹿野郎の最大限の笑顔
をご覧ください☆
気持ちわるっ!!
以上、このようにして僕の顔は腫れ上がり、治っていったのでした☆
アフリカは面白いとこですね。笑
皆さんも気を付けて!
アフリカは何が起こるか分かりませんよ~☆
質問が多く寄せられたので追記します↓
熱や痛みなど腫れ以外には何もありませんでした。心当たりもありません。
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コメント
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なんかえらいことになってますね><
結局、原因は不明のままだったんですか?
知らない場所、言葉も通じなさそうな場所でこれは、
どんだけ不安だろうかと思います(TT)
それにしても、 回復されてほんとに良かったですね。
コメントありがとうございます。
はい、原因不明のままです。
回復して、ほんっとーに、良かったです!!
初めてコメントさせていただきます。
顔の腫れは何日ぐらいで治ったのですか?顔はブツブツしたり熱くなったり皮膚がカサカサになったりしませんでしたか?
実は私も今顔が腫れ病院をはしごしても原因不明と言われて困っています。。原因が分からないと恐いですよね(°_°)
ちなみに『謎の顔の腫れ』で検索したらこちらのブログが出てきました!笑
mamiさん
コメントありがとうございます!そうですか、検索で引っかかったのですね!笑
腫れは気付いてから完全に引くまで1週間~10日ほどです。
ブツブツ、熱、カサカサはありませんでした。
病院をハシゴと言う事は日本でですか?
僕も今だに原因不明なので、何もアドバイス出来ないのですが…
ひゃあ、大変でしたね!!
最初タイトルだけ見たときは「目が見えなくなった」とあったので
今日ノーベル賞発表があった北里大学の大村智さんの功績があったという病気??と思っちゃいました。
いやあ、しかし、いろいろすれすれの体験されてますね・・・(怖)
くれぐれもご無事でお過ごしください、このブログがずっと続きますように祈ってますから。
もりぐち様
コメントありがとうございます。
はい、アフリカはいろいろな事がありましたが、中でもこの経験は忘れる事の出来ない経験ですね!
ブログまだ続けていきますので、今後もよろしくお願いします☆
症状も大変だったと思いますが、無事に移動できたことに安心しました。こんなときに襲われたりしたら逃げようもないですよね。