8May

アルーシャに3泊したのち、次に向かったのはダルエスサラーム。
アフリカを旅するバックパッカーの間では、南アフリカのヨハネスブルグ、ケニアのナイロビ、タンザニアのダルエスサラームがアフリカ三大凶悪都市として知られている。
聞いている伝説としては、バスを降りた瞬間に男数人組に身ぐるみ剥がされたとか、走って来たバイクに鞄を掴まれそのまま道路を数十メートル引きずられたとか・・
ナイロビの時のように多くの伝説を聞いてはいるが、ナイロビに2週間近く滞在しブラックアフリカに慣れた事もあってか、ダルエスサラームに行く恐さはほとんど感じていなかった。
目次
アルーシャからダルエスサラームへ
本来であればアルーシャの次に向かいたかったのは「モシ」という街。
モシはキリマンジャロ登山の起点になる街で、キリマンジャロ登山を予定する僕は「モシ」に立ち寄ったあとにダルエスサラームに向かう予定だった。
しかしこの日は12月29日。年末年始は日本人が集まる場所でワイワイ過ごしたかった。アルーシャで再再再会したミツルくんと話した結果、ザンジバル島に行けばそこで年末年始を過ごそうとする日本人が多く集まるのではないか?という事になり、急いでザンジバルへと向かう事にした。
ザンジバルに行く為にはまずバスでアルーシャからダルエスサラームに移動。そしてフェリーに乗ってザンジバルへと向かう事になる。
アルーシャのバスステーションで前日にチケットを購入。料金は33000シリング(2267円)。バス会社はたくさんあり、バスのレベルによって金額も様々。5列シートの座席幅が狭いバスであれば最安23000シリング位~ある。
僕らが買ったのは「Ngorika Bus Trans」というバス会社で4列シート、アルーシャ06:00発のダルエスサラーム16:00着だった。途中で瓶のコーラやペットボトルの水が出たりした。
ダルエスサラームの到着場所は市内中心部から10kmくらい離れている「Ubungo International Bus Terminal」(ウブンゴで通じる)というところ。ここから目星を付けていたホテル「YWCA」までは、バスに乗るかトゥクトゥクに乗るかタクシーに乗るか。
僕らは今日中にザンジバル行きのフェリーチケットを予約したかったので、急いでトゥクトゥクに乗った。12000シリングだったので1人6000シリング(412円)。
バスで向かう場合にはポスタ(中央郵便局)行きのバスに乗り、ポスタで降りれば目の前がYWCA。料金は400シリング(27円)。→通常車内でお金を払うと料金の書かれた紙切れを渡されるが、釣りをくれ!と言わないと渡したお金がそのまま回収される事が多い。
ダルエスサラームの安宿
トゥクトゥクでYWCAに到着したが残念ながら満室との事。YWCAはダルエスサラームを訪れるバックパッカーのほとんどが利用する人気宿。そのうえ今は年末・・・予約しておけば良かった。
仕方なくもう1軒目星を付けていた宿に歩いて向かう。色々な伝説を聞いているしあまりバックパックを背負って歩きたくはなかったんだけど。
YWCAから徒歩15分位の「ホリデーホテル」。すぐ近くにホリデーインという高級ホテルがあるけど、そことは全く別のホテルなので注意。
ツインルームで28000シリングだったので1人14000シリング(962円)
掃除は行き届いてるし全く問題なかった。お湯は出ず(ダルエスはめちゃくちゃ暑いので水で十分)、Wi-Fiはなし。
部屋のバルコニーから。このホテルは治安があまりよろしくないとされているエリアにあるけど、特にヤバそうな雰囲気は感じなかった。
ちなみにダルエスサラームの主要な安宿の料金は下記の通り(2015年1月現在)
【YWCA】
シングル 15000
ツイン 18000
※後日泊まった。朝食にトーストとゆで卵付き、Wi-Fiなしだったが、たまにWi-Fiがある時もあるらしい
【ホリデーホテル】
シングル 18000
ツイン 28000
【YMCA】
ドミトリー 12000
シングル 25000
ダブル 28000
※ドミトリーがある事はほとんど知られていない。フロントに行ってもこちらからドミトリーは?と聞かないと教えてくれなかった。
ザンジバル行きチケット売り場へ
ザンジバル行きのフェリーチケットは当日でも買えるという事だったけど、年末という事もあり念のためチケットを購入しに行った。
宿を出て港方面に歩いたとこ。この辺りはインド人がとても多くこれまでのアフリカの街とは違った雰囲気だった。
港の近くには高層ビルも建設中。
ザンジバルに向かう船は「ファーストフェリー」と呼ばれる早くて高い船と「スローボート」と呼ばれる遅くて安い船がある。
次の写真がファーストフェリーのチケット購入場所。夕方17時を過ぎていたけどまだやっていた。
中はエアコンが効いていて、船の出発まではここで待つ事も出来る。
対してファーストフェリーの隣にあるこの窓口がスローボート、フライングホース社の窓口。この写真は翌日に撮影したもので残念ながら窓口は閉まっていて購入する事は出来なかった。
これよりさらに先に行くと、10社以上の代理店が並んでいて客引きが超しつこい。何軒が入ってはみたけど直接ファーストフェリーやスローボートの窓口で買うよりも5ドル~10ドル高い値段を言われるので、代理店で買うメリットは無い。
ザンジバル行きの料金、出航時間は下記の通り。(2015年1月現在)
【ファーストフェリー(キリマンジャロ)】
料金:35$
出航時間:7:00 9:30 12:30 15:45
所要時間:1時間30分
※カード支払い手数料1ドル
【スローボート(フライングホース)】
料金:20$
出航時間:12:30
所要時間:3時間
僕らは窓口の開いていたファーストフェリーで翌日のチケットを予約した。結果的には翌日スローボートの窓口でも当日のチケットを購入出来る感じだった。年末の混雑でも当日OKなので基本的に予約は必要ないと思う。
ダルエスサラームの屋台
ホリデーホテルのすぐ近くには屋台がたくさん出ている。
ほとんどがインド系の屋台でそんなに安くはないけどボリュームたっぷりで美味い。
スパイスに漬け込んだ網焼きチキンと
Hakka Noodleを注文。それぞれ6000シリングで合計12000シリング(824円)
味が濃い~けど、これめっちゃ好き!
そのあとミツル君が購入していたバナナにトマトチリソースをかけた謎の食べ物・・・
ミツル君云く、まずいらしい。苦笑
ダルエスサラームからザンジバルへ
翌日12月30日、再び港へ向かいザンジバル行きのフェリーへ。外国人は優遇されていて外国人専用の待合スペースで待つ事が出来た。エアコンは効いてないけど。
これがファーストフェリーのキリマンジャロ号。
船の中はエアコン完備ですげー綺麗だった。軽食や飲み物も買う事が出来る。
※帰りに乗ったスローボートは汚いしダニにやられたけど、エアコンは寒いくらい効いてました
船内は年末年始をザンジバルで過ごす観光客で一杯!!天気も最高だしテンション上がって来る~!!
そして予定通りの1時間半後、ついにザンジバルに到着!!
「KARIBU(カリブ)」というのはスワヒリ語で「ようこそ」の意味ね☆
ザンジバルは国としてはタンザニアの一部という事になっているんだけど、複雑な歴史背景があり入国審査があった。パスポートにはスタンプを押され、イエローカード(黄熱病予防接種証明書)の提示も求められ、エボラ出血熱が流行している地域に渡航していないかなどの厳しいチェックもありました。行く人は注意です。
と言うことで次はようやく!ザンジバルの記事になります!お楽しみに~☆
※2015年5月28日追記
ダルエスサラームのWiFi情報など「モシ|ダルエスサラームからキリマンジャロ麓の街モシへ」にも書いています。
【ダルエスサラームの地図】
赤・・・ウブンゴバスターミナル
青・・・ポスタ
黄・・・YWCA
緑・・・YMCA
紫・・・ホリデーイン
橙・・・ファーストフェリーオフィス
茶・・・スローボートオフィス
関連記事
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。