23Aug
石垣島で八重山古式結婚式に参加せてもらった翌日、日本最南端の有人島である「波照間島」へと向かった。
「果てのうるま」が波照間の由来らしい。(「うるま」は沖縄の方言で「珊瑚の島」の意味)
日本で最も南十字星が観測出来る事から「星の島」とも称されているとか。
「南十字星が見える南の果ての珊瑚の島」って事ですね!勝手にまとめてみました。
けどそれを聞くだけでなんかすごそーでしょ??
いや、本当に海も星もすごいんです!では前置きはこれ位で☆
目次
日本一のビーチ「ニシ浜」へ
石垣島から波照間島までは「安栄観光」のフェリーで約1時間。1日4便。
通常往復¥5870だが「美ら宿」だと¥500割引で¥5370で購入できる。
1日4便あるうちの一番早い9時50分のフェリーで出発。
港に着くと宿のお迎えの車が来ていた。
波照間島の宿はどこもそんな感じで予約をしておけば港に迎えに来てくれるみたい。
小さな島だからこそ出来る嬉しいサービスですね☆
港からお迎えの車で約1分、「西浜荘」に到着。近っ!!歩きでも良かったのに・・
相部屋での予約だったので1泊2000円、多分島で最安。
しかもたまたまお客さんが少なかった為、相部屋を一人で貸切☆
自転車か原付のレンタルもここで出来る。自転車でも十分島を一周できる広さなんだけど、暑さに負けて原付を借りた。
原付レンタルはちょいと高めで2800円。しかも夜19時までに返さないといけないらしい。
理由を聞いたところ島には街灯が無い為、本当に真っ暗になってみんな宿まで帰ってこれないんだって。
これまで色々な島を回ったけど、そんな事を言われたのは初めてだ。
「うっそだーー!みんな方向音痴なだけっしょ!」って思ったけどルールだから仕方ない。
早速、この島に来てここに行かなきゃ意味が無い!って位に有名なビーチ「ニシ浜」に行ってみた。
「ニシ」ってのは沖縄の方言で「北」を意味する。島の北側にあるから「ニシ浜」。ん~ややこしい。
トリップアドバイザー2012では日本一美しいビーチに選ばれた場所でもある。
「西浜荘」に泊まるメリットはこのビーチまで徒歩5分ちょっとで行けるということ!
砂浜も海の透明度も最高!
単純な脳みそなので、日本で一番南のビーチっていう事もあり、余計と美しく 感じてしまう笑
当然、ここでしばらく一人海水浴。この旅で何度一人海水浴してるんだろー。
日本最南端の石碑と星空観測タワー
次は島の南にある最南端の石碑を目指す。
見えてくるのは電信柱と海と畑・・
それと牛や山羊。
先が見えないほど続くサトウキビ畑の道・・
右に行っても左に行っても先は見えない。こんな時は地図なんて見ずに、ただ直感的に右か左かを選ぶ。
どちらに行ってもいい。旅は自由を楽しむものだから。
ちょっと格好つけてみたけど、ただ地図が無いだけなんだ、本当は・・笑
突然現れたのは今は閉鎖された波照間空港。当然人影は無い。
なんとなく太陽の昇っている南を目指してようやくたどり着いた南の果て。
2年前、ポルトガルにある「ユーラシア大陸最西端」には行った事があるけど、日本の「なんちゃら端」は初めて。
普段あまり自分が入った記念撮影はしないけど、この時ばかりは誰かに撮ってもらう!
っというはずだったけど、こういう時に限って誰もいない。
諦めてそのすぐ先にある「星空観測タワー」へ。
ちなみに、この日は「新月」
綺麗な星空が見たくて波照間島をこの日に合わせたんだから、夜が待ち遠しくてたまらない。
居酒屋バンブーで出会った7人は最高の星空を求めて周ちゃんの秘密基地へ
暗くなる前に宿に戻ると、1枚の張り紙が。
「居酒屋バンブーOPEN」との事。
宿から「ニシ浜」の方に歩いて3分位にある製糖工場の中になんと3日前にOPENしたらしい。
宿のスタッフに近くでご飯が食べれるところはそこしかないと言われたので行ってみた。
すると店に入るなり店を切り盛りするおばちゃんが
「あんた!夕陽見ないの?!夕陽!!」
「すぐそこのニシ浜から最高の夕陽が見れるのよ!!」
っと店を追い出され、ほぼ強制的に夕陽を見に行く事に・・笑
正直、ここまで島を回っていると毎日のように美しい夕陽を見ていたので、夕陽より飯!という気持ちでいた。
けど、やっぱり夕陽は何度見てもいいもんだ。
おばちゃん、ありがとう。
おばちゃんがいなかったら南の果ての夕陽を見ずにこの島を去るところだった。
ミナミノハテノユウヒ・・・そう思うと今までで最高の夕陽に思えた。
やっぱり俺の脳みそは単純だ。いや、人間てそういうもんだよね、多分。
そして夕陽のあとはもちろん「居酒屋バンブー」に戻った。麻婆豆腐とビールを頼み一人カウンターで飲み始める。
カウンターの端には明らかに島の人であろう年配の人が一人。
店内の端の方には明らかに関東から来ただろう女の子二人組。
飲み始めてすぐにカウンターにもう一人、そしてまたもう一人と増えていく。
聞けばそのカウンターの二人は同じ西浜荘に泊まっているらしい。
すると隣に座った「棚橋さん」という方がこれ飲むか?!っと差し出してくれたのが波照間島で造られている幻の泡盛「泡波」だった。
島の中でもあまり手に入らず、その希少さ故に島の外ではかなり高値でないと飲む事は出来ないらしい。
棚橋さんとは色々な話をしながら3杯、4杯と泡波を御馳走になってしまった。
すると今度は女性一人の来店客。後から聞くとこの子も西浜荘に泊まっている子だった。
そしてどういう訳か、気が付けば店の真ん中にテーブルを固めてみんな一緒に飲んでいた笑
この真ん中の方、みんなで「周ちゃん」と呼んでいたが三味線の世界ではかなり有名な「後冨底 周二」さんという方だったらしい。
周ちゃんの面白いトークに始まり、突然始まった三味線ライブ。
みんなのリクエストに応じて「そんな曲しらね~」と言いながら歌に合わせて弾いてくれた。
最後には「三味線はもっと切ない曲を弾くもんなんだ~」と言って店の電気を全て消して感動のLIVE☆
泡盛も進むし盛り上がるしで、波照間の夜は最高に楽しかった。
そして店の外に出てみるとほんっとーーに真っ暗!
しかし空を見上げると無数の星空。そしてハッキリと見える天の川!!
みんなで超盛り上がると、周ちゃんがうちの牧場来たらもっと綺麗だよ~!っと。
気か付けば周ちゃんの牧場に到着し一段と綺麗な星空を眺めたあと周ちゃんの秘密基地へ。
あの時、おばちゃんに夕陽を見る為に店を追い出されて無かったら出会う事の無かった6人。
一つ一つの出来事には全て意味があって、もともとこうなる予定だったんだね、多分。
いずれにしてもおばちゃん、まじで感謝☆
けど、ココで大事な事を忘れてた!この日は星空を撮影する為にわざわざ新月のこの日を選んで来たんだ!
一人外に出て撮影開始。しかし残念。雲が出て来て天の川が隠れてしまい撮影は断念した・・・
けどこれも後になれば分かる、意味のある事なんだよね、きっと。
このあと宿まで30分位の道を西浜荘の4人で歩いて帰る。
本当に5m先も見えないくらい真っ暗!宿のスタッフが言っていた19時を過ぎるとみんな帰れなくなるという意味が分かった。
けど周ちゃんの牧場から宿までは一本道、迷わずに帰る事が出来た。
右も左も畑の中どこまでも続く一本道。
見上げれば無数の星とたまに流れる流れ星。
みんなホロ酔いの中、気持ち良い風を感じて歩いて帰るのは波照間の最高の思い出の一つになった☆
【出費】
2014/7/26
船(石垣島↔︎波照間島往復) ¥5370
午後の紅茶 ¥160
特選石垣牛入りカレー ¥1000
宿(西浜荘) ¥2000
原付レンタル ¥2800
アクエリアス ¥160
水 ¥130
ビール ¥170
麻婆豆腐、ご飯、生ビール ¥1700
水 ¥130
合計 ¥13420
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コメント
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周ちゃんさんの秘密基地のくだりがとても面白かったです。
こういう流れ好きです〜♪
三線を久しぶりに弾きたくなって、
チューニングしているうちに
近所でサックスのライブがはじまり
練習は2~3曲ひいて終わってしまいました。笑