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エチオピアからソマリランドへ|世界最恐国ソマリアの中にある謎の独立国家へ潜入!

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ソマリランドの両替商

ハラールに4泊したあと、次に向かったのはソマリランドの首都「ハルゲイサ」

エチオピアとは一旦お別れになるが、ソマリランドの後に隣国の「ジブチ」へ行き、「ジブチ」からまた「エチオピア」に戻る予定だ。

この計画の為に、エチオピアビザをマルチプル(1度出国しても再入国可能なタイプ)で取得し、ソマリランド、ジブチのビザもアディスアベバで取得しておいた。

ただ、エチオピアからソマリランドに向かう旅人はとても少なく情報が少ない。その上、ビザ代が85$(数ヶ月前まで145$だったらしい)もするジブチへ抜け、さらにそこからエチオピアに戻るなんて旅人はそう滅多にいない。

出来る限りの情報収集はしたつもりだけど上手くいくかどうか。ましてやその始まりが「謎の独立国家」ともなれば少し心配だ。

情報収集はNETだけでは不十分だったので、ロンリープラネット(以下:ロンプラ)のPDF版を購入した。

ロンプラは「地球の歩き方」と違い旅先からPDF版を購入出来るのでありがたい。しかも「地球の歩き方」では絶対に載せてくれないマニアックな地域まで網羅しているし、エチオピアなどの大きな国では”アディスアベバのみ”とか都市別に購入でき、安く済むのでありがたい。(ジブチ、ソマリランドは各4.95$)

ただ、全て英語というのが痛い・・・得意な人はとても役立つガイドブックだと思うけど、僕の英語の理解力は中学生レベルなので、かなりコスパは低いかも・・w

ロンリープラネット(ジブチ、ソマリランドPDF版)の購入ページはこちら

謎の独立国家「ソマリランド」とは?

ソマリランドを知る前に、まずソマリアから。

ソマリアは無政府状態が長年続き「リアル北斗の拳」などと呼ばれる「世界最恐国」だ。

外務省の海外安全ホームページを見てみると国土全体が真っ赤!

ソマリア治安情報

 

この海外安全ホームページは下記の5段階に分別される。

Level 0 (白):問題無し
Level 1 (黄):十分注意してください
Level 2 (薄オレンジ):渡航の是非を検討してください
Level 3 (オレンジ):渡航の延期をお勧めします
Level 4 (赤):退避を勧告します。渡航は延期してください

ソマリアはLevel4。国土の一部がLevel4という事は良くあるけど、国土全体がLevel4という国は稀だ。

 

この超危険国家ソマリアには「ソマリランド」と「プントランド」という地域が存在する。

各地域の境界線についてはWEB本の雑誌>「謎の独立国家ソマリランド」高野秀行 の地図が分かりやすかったので以下に添付する。

ソマリランド地図

 

すでに説明済みのソマリアは「戦国ソマリア」と書かれている。そしてその上、プントランドに関しては「海賊国家プントランド」と書かれている。どうやらソマリアの北部にある「アデン湾」ではプントランドの海賊達が暴れ回っているらしい。ソマリアが「リアル北斗の拳」ならプントランドは「リアルワンピース」という事だ。日本の自衛隊を含め各国の海軍が隣国のジブチに派遣されているのは、この海賊を取り締まる為との事。

そして最後、何も書かれていないソマリランドは「謎の国家」という事だ。

ソマリランドは「ソマリアから独立した国家だ!」と主張していて独自で民主化を進め、独自通貨まで発行し、しかも10年以上に渡り治安を維持している。しかし国連やアフリカ連合、日本はもちろんの事、世界の1つとしてソマリランドを国として認めている国は無い。

でもなぜ治安を維持しているのに外務省の安全ホームページでは真っ赤なのか。それは日本と国交が無い為、無論ソマリランドには日本大使館もない。ようするに「ソマリランド内で万が一の事があっても日本政府は助ける事が出来ないよ!」という意味も含めて退避勧告が出ているのだと思う。

その自称独立国家ソマリランドに行ってみよう!というのが今回の計画だ☆

 

なにか無謀な事をしようとしているように聞こえてしまうかもしれないけど、そんな事はない。

ソマリランドは以下の書籍が販売されてから広く知られるようになった。

謎の独立国家ソマリランド
著者:高野 秀行 謎の独立国家ソマリランド

 

その後ソマリランドへ行った旅人は多くはないにしても何人もいて、それらの情報を集めるとやはり治安は全く問題無いとの事なのだ。

さらに5年前にはアグネス•チャンが日本ユニセフ協会の視察として遺書を書いてソマリアへ行ったが、実はそれが治安の安定するソマリランドだったという事実が判明し各テレビ局や新聞社に大々的に批判をされた事があったらしい。

 

という事で、なんとなくソマリランドという国?の概要が分かったところで本題です☆

ハラールからハルゲイサへ

ハルゲイサまでの行き方は、まずミニバスで「ジジカ」という街に行く。さらにそこからソマリランドとの国境の街「ワチャレ」へミニバスを乗り継ぐ。「ワチャレ」からは乗り合いタクシーで「ハルゲイサ」へと向かう。

ハラールからジジカへ向かうバスは旧市街のすぐ近くのバスターミナルから頻発している。(50ブル=275円)

こんな感じのバスにギュウギュウ詰めにされて約2時間程でジジカへ到着する。

ハラール旧市街

 

起きて何も食べていなかったので、ジジカのバスターミナル付近で昼食をとった。

ミートソースパスタ20ブル(110円)。フォークなどの食器は無くみんな手で食べる。幸い?麺は冷めていて手で掴んでも熱くはない。

エチオピアのミートソース

 

腹も一杯になったところで次は「ワチャレ」へ向かう。このバスも頻発していてすぐに乗れる。(30ブル=165円)

約1時間半程でワチャレに到着するが、やはり国境に近い為か何度も何度も軍のチェックポイントがあり、その度にパスポートの提示を要求される。

バスの中では他の乗客がピーナッツをくれたり、トウモロコシをくれたり、良く分からない木の実や果物をくれたりするので楽しかった☆

あと、どちらのバスも荷物を車体上部に載せる時に荷物代を20ブル請求された。今だにこれが払うべきものなのか、払わなくて良いものなのか分からないけど、払わないと言うとだいたい揉める事になる。揉めれば精神的に疲れるし、「荷物無くなってないだろうな!」とか余計な心配も増えるので、自分の納得出来る金額までディスカウントして払う事にしている。結果両方とも10ブル支払った。

 

バスを降りて少し歩くと小さな橋があり、そこが国境。一応ロープみたいのがあるけど気付かずに通過してしまいそうな感じ。

国境の写真はNGだけど、国境と知らずに撮っていたとこが国境だった笑。誰も見てなかったみたいで注意も受けず☆

ハラール旧市街

 

橋の手前のイミグレーションオフィスでエチオピアの出国手続きを済ませ橋を渡る。

ここはもうソマリランド。この時点じゃーエチオピアと全く風景は変わらない。当たり前か・・・。

エチオピアとソマリランドの国境

 

橋を渡ってすぐのとこにソマリランドのイミグレーションオフィスがあるので、ここで入国手続きを行う。

ソマリランドのイミグレ

 

イミグレーションを出ると、乗り合いタクシーのおっさんに「ハルゲイサか?」と声をかけられる。言い値は誰に聞いても7ドル。エチオピアブルで支払いたいと言うと150ブル(825円)だった。

結果この乗り合いタクシーになるが満員にならないと出発しない為、満員になるまで1時間ほど待って出発。

ハルゲイサに向かう乗り合いタクシー

ハルゲイサのホテル

乗り合いタクシーは3時間程でハルゲイサのバスターミナルに到着。もう日が暮れて暗くなっていたが、ラッキーな事にロンプラに載っているホテルで一番安かった「オリエンタルホテル」が目の前にありすぐにチェックインする事が出来た。(↓撮影は翌日)

オリエンタルホテル

 

一番安いと言ってもシングル15ドル(朝食付き)。しかしシングルは明日にならないと空かないから、今日は30ドルのツインに泊まってくれと言われた。

30ドルは高過ぎる!3泊するから今日だけツインをシングルと同じ値段にして欲しいと交渉すると応じてくれた☆

↓1日だけ利用したツインルーム☆シングルもベットの数が減っただけで、とても綺麗な上に虫なども全くいなかった。Wi-Fiも部屋まで届くしスピードもエチオピアと比べたら速い速い!最高に居心地の良いホテルだった。

オリエンタルホテル

 

ホテル内は吹き抜けになっていて、1階にはレストランもある☆

オリエンタルホテル

 

後日、探してみるとバスターミナルのすぐ近くに6ドルという安宿もあった。がここもシングルは満室だと言われたので結構宿の埋まりは良いのかもしれない。10ドル~15ドルのホテルは他にもあったけどWi-Fiはなし。

 

到着日はもう真っ暗だったので、夜飯だけ食べに出てすぐホテルに戻った。

これがソマリランドで初めて食べた食事。インジェラ卒業!w
店の人はコレを「ピッツァ」って呼んでたけど、オムレツのような感じで美味しかった☆

ソマリランドのご飯

 

これは「ソマリティー」と呼ばれるもの。インドのチャイのようなミルクティーで、スパイスが効いていてめっちゃくちゃ美味い!

ソマリティー

 

支払いはソマリティーと合わせて9000ソマリシリング(158円)。この時点でまだ両替をしていなかったのでエチオピアブルで支払った。ブルでの支払いは出来る店と出来ない店があるので事前に確認した方が良い。

初日、日が暮れてからハルゲイサを歩いた印象は、とにかくみんな挨拶してくるw挨拶と言っても定番の「チャイナ!」「ニーハオ!」「ジャッキーチェン!」「ブルースリー!」 がほとんどだけど。けど、なんかすげーウェルカムな感じが伝わるし、危なそうな匂いみたいのは一切感じる事がなかった☆

ソマリランドの両替

翌朝、まだソマリランドのお金を持っていないのでまずは両替。両替屋は探すまでもない。昨日の夜、少し歩いただけでも数十件の両替屋があったから。

ホテルを出ると目の前に飛び込んで来る光景がコレ。札束を積み上げた両替屋!

ハルゲイサの両替屋

 

ちょ、これ無防備過ぎない?!でもこんな両替屋が100m歩けば必ず数軒はあるのがここハルゲイサ。

ソマリランドの両替屋

 

治安が悪かったら絶対こんな事できないでしょ?治安が安定している証拠だね!

 

ドルは使いたくないので、ソマリランドの両替用にエチオピアで引き出して来た2000ブル(11000円)を両替。

すると・・・こんなになっちゃいました!笑

金持ち気分の根本大樹

 

そう、ソマリランドはインフレが進んでいて、紙幣価値がどんどん下がり11000円の両替をしただけでもこんな札束になっちゃうんです!写真は1000シリング札が600枚と500シリング札が80枚で合計680枚あります。これが全部1万円だったら680万円!そんな妄想をして金持ち気分を楽しむ、なんとも哀れな32歳でした☆

つい数年前までは最高紙幣が500シリングで今以上の札束をみんな持っていたらしい。今では5000シリング札もあるんだけど、あまり流通していないようで、両替屋にあるのは1000シリング札と500シリング札が多かった。

 

こうなってくると大変なのは頭の中での計算です。エチオピアブルが使えたりUSドルが使えたりソマリシリングが使えたりって・・・慣れるまではすごい大変だったので、ここにまとめておきます。

【両替レート】
※2014年10月現在 (どこで聞いても同じレートだった)
1USドル=6800ソマリシリング
100エチオピアブル=32000ソマリシリング

これを日本円に換算すると
1000ソマリシリング=17.5円という価値になる
※USドルorエチオピアブルを作った時のレートにもよるけど、僕の場合はATMなので当時の公定レートで計算

USドルを作っておきたい人はエチオピアブルからUSドルへの両替も可能で、その場合は
1115エチオピアブル=50USドル

 

支払いに関しては基本USドルかソマリシリング。エチオピアブルは例外と思っておいた方が良い。

通常こういう国の場合、みんなUSドルを欲しがってUSドルでしか払えないよ!と言われる事が多かったりするけど、ここは違う。

みんな「どっちでもいーよ~好きな方で払って~!」みたいな感じ。ソマリシリングに対する将来の不安はないのか・・・。

で、支払い時のUSドル⇄ソマリシリング⇄エチオピアブルの換算レートは

1USドル=7000ソマリシリング=20エチオピアブル

 

オリエンタルホテルの場合15USドルなのでシリングに換算すると105000シリング。これを1000シリング札で払うと105枚になるので、1泊する毎にさっきの札束が1束減る事になるw

ソマリランドのATMで「USドル」が引き出せた!

これは超意外だった。事前の情報ではソマリランドにATMは無いとの事だったけど、ホテルで色々と調べていたら2014年3月にATMが設置されたというニュース記事が出て来てATMを探しに行った。

するとこの銀行の1階にまだ真新しいATMを発見。しかもVISA, MASTER, AMEXの文字がある!

ハルゲイサのATM

 

すると!「USD」の文字!結果500USドルを引き出す事が出来た!

ソマリランドのATM

 

アフリカを南下するのに必要なビザの支払いは、ほとんどUSドルに限られている。手持ちの少なくなっていたUSドルをどうしても作りたかったのでこれには超助かった!

ただし、3枚試したクレジットカードのうち、成功したのはMASTERカードの1枚だけ。2種類のVISAカードは100ドルとかに金額を落としても、なぜかエラーになってしまい引き出せなかったので注意。(その後そのカードはエチオピアでは引き出せている)

ハルゲイサの街歩き

ハルゲイサには特にコレという観光スポットがある訳ではない。

しいて言えばこれ↓

ハルゲイサ 戦闘機モニュメント

 

見ての通り戦闘機のモニュメントで、その下には1988年の内戦の様子が描かれている。

足が無かったり手が無かったり・・・戦争の恐ろしさ伝えたいという意図なんだろうか。

ハルゲイサ 戦闘機モニュメント

 

妙にリアルに見える赤いシャツのおっさんはリアルな人間ですw

 

その裏面に描かれた絵も、クオリティの低さはおいといてかなり生々しい。

ハルゲイサ 戦闘機モニュメント

 

後から知ったけど、近くに戦車のモニュメントもあるらしい。

 

以上、こんなもんです、あえて見に行くものと言ったら笑。先に書いたATMの目の前にこのモニュメントがあります。

【ハルゲイサの地図】

赤・・・オリエンタルホテル
橙・・・6ドルのホテル
紫・・・ATM(US$引出可能)
緑・・・ミニバス乗り場(ステーションジブチ行き)
青・・・ステーションジブチ
赤枠・・・マーケット

 

という訳で次は街の人々を紹介。先にも書いた通り歩いているとすれ違う人のほとんどが挨拶をしてくる。そして定番の「フォト!フォト!」が始まる。

 

揚げ物を売る兄ちゃんとお母さん?

ハルゲイサの屋台

 

商店の店員

ハルゲイサのマーケット

 

謎のおっさん1号と2号。

ハルゲイサのおっさん

 

いじめっ子といじめられっ子?

ハルゲイサのおっさん

ハルゲイサのご飯☆

街の様子は次の記事で紹介するとして、先にハルゲイサのご当地メニューを紹介します。

まずは適当に入ったローカルレストラン。

ソマリランドのレストラン

 

ここではラクダ肉の骨付きステーキ(風)が食べれる。肉の臭みは全く感じず、脂身が多い感じ。まずくはないが美味しい!というほどでもない・・。生絞りジュースと合わせて28000シリング(490円)

ラクダの肉

 

カレー風味の炒め物。手前の皿は具が残り僅か、パンは半分・・・食べかけっぽいけど、この状態で出て来ました。こういうものらしいです。これは美味しかった!!コーラと合わせて13500シリング(236円)

ソマリランドのご飯

 

これは塩焼きそば withチキンと魚。多分。全部チキンかと思ったら魚っぽい食感だったり良く分からなかった。味は濃過ぎてあまり。ソマリティーと合わせて25500シリング(446円)

ソマリランドのご飯

 

これは羊肉の炒めものとフライドライス。肉が固いけど味はイケテル☆ソマリティーと合わせて19000シリング(333円)

ソマリランドのご飯

 

という感じで、インジェラばかりのエチオピアから来ると、バリエーション豊富で食べる楽しみが増える。値段も安いしね!

でも一番のオススメは最初に紹介したソマリティーかな。あれは本当に美味しい。また飲みたい。

以上、次回はこの記事に書けなかったハルゲイサの街の魅力をドカーン!と紹介します。お楽しみに☆

 

 




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このブログを書いている人

名前:根本大樹
誕生日:1982年3月6日(34歳)
血液型:O型
出身地:神奈川県横浜市
居住地:東京都渋谷区恵比寿
訪問国数:80カ国



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