29Sep
カリマの青空ベットで目覚めた朝。今日も顔にたかるハエで目が覚める。
今日は首都ハルツームに移動する為、目覚めてすぐに宿を出た。ミニバスの発着場所にもなっているスークでハルツーム行きを探すと、昨日行った隣町「メロウィ」から8時にハルツーム行きのバスが出るらしい。
乗り合いタクシーでメロウィに移動。そしてハルツーム行きのバスに乗ると8時30分頃バスは出発した。(料金は最後に記載)
目次
カリマからハルツームへ
バスはこりゃまた新型の中国製バスで満席ではなかったのでシートを2つ使って超快適。
バスから見える車窓は相変わらず砂漠、砂漠、砂漠・・・走っても走ってもとにかく砂漠が続く。
スーダンという国がいかに砂漠の上にあるかがよ~く分かった。
途中に昼休憩で立ち寄ったサービスエリア的なとこも完全砂漠の真ん中。
で、サービスエリアに到着するとバスに乗っていたスーダン人に「come, come!!」と言われ着いて行くと、例の「フール」と呼ばれるペットフードみたいなご飯をご馳走してくれた。大きな皿に盛られたフールを10人位のスーダン人と囲み、パンをちぎってフールを付けて食べる。インド人みたいに右手で。もちろんフールには10人の指がべちゃべちゃに浸かる訳だがそんな事を気にしていたら飯は食えない。
写真を撮りたくてもこの指では写真も撮れないw
なんか、すげー光景だった。サービスエリアというか難民キャンプだな、あれ。
で、約5時間程で首都ハルツームに到着した。
首都ハルツームでホテル探し
ハルツームに到着したのは良いが、またあれだ。バスターミナルとかじゃなくて、どこかの路上で降ろされた。
こんな時に大活躍のGoogle Mapで現在地を確認し、安宿が集まるダウンタウンまでの距離を見るが20kgのバックを背負って歩ける距離ではない。
タクシーに「ダウンタウン!ホテル!」と料金を確認すると皆50ポンド(550円)と答える。高過ぎる。仕方なく歩く事にした。
約30分程歩いただろうか・・・おそらく45度近いと思われる気温、刺すように強い日射し、ドライヤーのような熱風、滝のように流れる汗・・・
地図を確認するとダウンタウンまではまだ30分以上あると思われる。だめだこりゃ着く頃には死んでしまう。
そんな時に一件のホテルを発見し、レセプションに料金を確認すると260ポンド(2860円)との事。レセプションはクーラーがガンガンに効いておそらく部屋はかなり快適なものと思われるが高過ぎる。ぐっとこらえてそのホテルを出た。
歩く事は諦め再度タクシーに料金を確認。すると30ポンド(330円)との事。交渉してもそれ以下にはならない。もう諦めてタクシーに乗る事にした。結果的に20ポンド(220円)分節約する為に30分以上歩いたという事になるけど、これならおとなしくタクシーに乗っておくべきだった。
タクシーのおっちゃんには、あらかじめブログなどで調べておいた、ロンリープラネット(英語のガイドブック)にも載っているという「セントラルホテル」に行くように伝えた。
おっちゃんはこのホテルを知らなかったがダウンタウンで色んな人に聞いてくれて無事「セントラルホテル」前に到着した。
次の写真はダウンタウン中心部の交差点。首都の交差点の真ん中に大穴が空いているって・・・どういうことw
右隅に見える「CH」と書かれたのがセントラルホテル。
しかーし、なんとセントラルホテルは潰れていた・・・w
で、隣にある「サイバーツーリズムホテル」というホテルに料金を確認するとシングルが60ポンド(660円、)ツインルームが120ポンド(1320円)との事。今後の情報収集の為にどうしても使いたいWi-Fiは無し。
部屋を確認させてもらうと、シングルルームに関してはありえない”汚さ”で、しかも”臭くて”、”暗い”という「トリプルK」を獲得。
シャワー、トイレが室内にあるのは良いけどとても使う気になれないレベルでこの監獄のような部屋は即却下!
ツインルームは許容範囲だったが高過ぎる。もうさっさと鞄を降ろして休みたいとこだけど、他を探す事にした。
次に監獄ホテルと逆隣にある「ホライズンホテル」に料金を確認。レセプションはちょっとした高級ホテル並の綺麗さ。
しかしここでは35ドルと言われてしまう。「ポンド」でなく「ドル」ってところがいかにも高級ホテル。
で、このホライズンホテルの路地を入ってすぐ右手にある「マーシャルホテル」に料金を確認。するとツインルームが一人30ポンドとの事。部屋を確認させてもらうと外側から南京錠で鍵がかけられたこりゃまた監獄のような部屋。Wi-Fiなし、ファンあり、トイレ、シャワー共同。部屋の中は猛烈に暑くて身体を休められる気がしなかったので他をあたる事に。(さっきの60ポンドの監獄よりかは全然マシ)
他に2件料金を確認したがどちらもツインルームしかなくて、エアコンはあるがWi-Fiは無しで料金は100ポンドと130ポンドだった。
そして最後にアタックしたホテルが「Sahar Tourist Hotel」
さっきの「ホライズンホテル」の写真の奥の方に写っている白い建物が「SHARGA HOTEL」で、さらにその1件奥のホテル。
料金はツインルームで130ポンド(1430円)。
どうやらハルツームには安宿ってのは少なくて、30ポンド払ってさっきの監獄に入れさせてもらうか100ポンド以上払ってエアコン付きの快適な部屋に泊まるかどちらかを選ぶしかない。
どうせないだろうと思ったがWi-Fiが無いか確認すると「ない」とは言われたものの、特別に業務用Wi-Fiを使わせてあげるとの事。
パスコードを教えてもらいWi-Fiを試すとこりゃまた超サクサク動く!これが決め手となり130ポンドのツインルームに泊まる事になった。
部屋はシャワー、トイレ、エアコン、テレビ、冷蔵庫付きで超快適。
しかも水回りの掃除も行き届いていて超クリーン☆2日間青空ベットで我慢したんだし、自分へのご褒美って事で贅沢を許す事に。
さすがに部屋ではWi-Fiが使えないけど、ロビーの居心地はとても良く、24時間エアコンもWi-Fiもフル稼働で最高だった☆
夜はこのホテルに泊まるスーダン人がご飯を買って来てくれてご馳走してくれるし☆
しかもね、6階のレストランで朝食まで付いてる☆しょぼいけどw
スーダンとはいえ、さすが首都に構えるホテル。この料金でこのクオリティなら大満足☆
あたなたらどうします?330円で監獄に入るか、1430円で快適なホテルに泊まるか(笑)差額は1100円。
もし後者を選ぶならこのブログとこのホテルカードを参考に。
100ポンド以上出せばそれなりに快適なホテルに泊まれるけど、数軒見た中ではここが一番綺麗で快適そうだった。多分Wi-Fiも使わせてもらえると思うけど駄目だった時の為にこっそりパスコード書いちゃいます。
※2014年9月19日現在 [ 2B7C6 ] いつまでこのパスコードか分からないけどね。
とにかく安く抑えたい人は「マーシャルホテル」が許容範囲で良いかと思う。後で書くけどWi-Fiはカフェで拾えるし。
そうそう、なんでこんな細かくホテルの事を書いたかと言うと、全世界を網羅している旅人の超定番ガイドブック「地球の歩き方」にスーダンが無いんです。なのでエジプトから南下する旅人もスーダンは通過するだけでさっさとエチオピアに抜けてしまう人が大多数。
その為、ネットで調べても情報がとても少なく、僕も情報収集に苦労したうちの一人。さらに追い打ちをかけるようにスーダンに入るとここハルツーム以外、Wi-Fiは全くゲット出来ない為、事前の情報収集がとても大事。
なのでその辺の事をちょっと細かく書いてみました。
「地球の迷い方」と呼ばれていたり「俺は歩き方なんて一切読まないよ!」という旅人もいるけど、やっぱ頼れるガイドブックだなとすげー実感。なきゃ無いで濃い~体験が出来るから良いんだけどね、、青空ベット2連泊とか・・けどなんだかんだで情報は大切なので。
入国して3日以内にしなければならない「外国人登録」とは
ハルツームでは一つ絶対にやらなければならない事がある。
前の記事で少し触れたけど、スーダンという国はとても面倒で入国して3日以内に「外国人登録」を行わなければならない。入国時、ビザに「REGISTRATION WITHIN THREE DAYS」というスタンプを押される位だから多分重要。
で、スーダンに入国したのが9月16日だから今日中にこれを済まさないといけない。事前の情報ではハルツーム空港にそのオフィスがあるらしくて、レセプションに空港までの行き方を聞いてみると、今日はもうクローズしたよとの事。時刻は16時半頃。
「じゃー明日行くから行き方を教えて?」と言うと明日は金曜日でイスラム教の祝日なのでクローズ、さらに土曜日もクローズ・・・日曜日に行きなさいとの事。
それじゃー入国して6日目になっちゃうけどスタッフ云く「ノープロブレムだ!!」との事。という訳でこの快適なホテルに4泊もする事になった。(外国人登録については次の記事で)
※2014/10/5追記※
後日知った情報によると、ハルツーム空港の外国人登録オフィスは365日24時間やっているそうです。
ハルツームの街を歩いてみた
到着初日、めちゃ疲れてたけど、快適なホテルを見付けテンションが上がり疲れも吹き飛んだんので街を少し歩いてみた。
ホテルのすぐ近くの路地。舗装はされていなくて砂埃が半端ない。
こちらもホテルから数分圏内。舗装はされてるけど道路の脇には砂が溜まっている。
イスラムの国なのでモスクがたくさんある。
信号機はあるが点灯していない。おまけに交差点の真ん中に大きな穴ぼこと砂山、大きな岩がある。
砂埃による空気の悪さで少し歩くだけで鼻の穴の中は真っ黒。
そして、おかしなほどの暑さ(エジプトの暑さの比にならない)で水分補給は欠かせない。スーダンと言えば生絞りのジュース!ハルツームにもたくさんあった。
そうそう、これこれ!これがもうたまらなく美味しくて、ハルツームでも毎日飲んだ。
サムスンすげー・・・ビルを丸々ジャックしてる。このインパクトはデカいだろーな。
で、ホテル近くから何やらちょっとしたビルが見えたので行って見る事に。こちらもサムスン。
このビルはちょっとしたショッピングモールになっていて、地下には大型スーパー(かなり本格的な)があり1階~3階には各種テナントやお洒落なカフェがある。ここにいる人はみなお金持ちそうな身なりのしっかりした人ばかり。貧富の差が激しいんだろうなー。
で、カフェのお値段はちょっと高いけど、Wi-Fiが飛んでいたので(ロックあり)多分注文すれば使えると思う。Wi-Fi無しのホテルを選んだ人はここで情報収集するのが良いかも。試してないからサクサク動くかは分からないけど。
という訳で、このあとはホテルに戻って深夜までひたすらWi-Fiをしてハルツーム初日を終えました☆
最後に地図を添付しておきます。
[警察官マーク] 外国人登録
[黄色い星] Sahar Tourist Hotel
[赤い星] Marshal Hotel
[青い星] Central Hotel
[青線で囲まれたとこ] 安宿/両替屋が多い
[赤線で囲まれたとこ] スーク
【2014年9月18日の出費】
1スーダニポンド=11円
コーラ500㎖ 3
水1.5ℓ 4
乗合タクシー(カリマ→メロウィ) 10
バス(メロウィ→ハルツーム) 75
ファンタ 5
タクシー (ホテルまで) 30
宿(Sahar Tourist Hotel) 130
生絞りジュース(オレンジ) 4
シュワルマ 10
コーラ 3
合計 274=3014円
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コメント
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この度は返す返すもdaiki55のお世話になりっぱなしで、一言お礼を言わせてください!
火曜朝アスワンを発ち (満席プラス分厚いエジプト人と重なり合いながら、フールに呼ばれ、ご指定のホテルに着き、祈る気持ちで暗証入れたらつながりました!
やはりスーダン人、そんな細かく番号を変えるなんて余計な事には手を出していなかった。
どうもありがとうございました。
ロンプラだけ頼りにしてたら潰れたホテルを求めて彷徨してたことでありましょう。
ちなみに貴ブログを読んでドンゴラ、メロエなどは割愛することにしました。当方超絶ヘタレにて。トイレ事情と南京虫の二つの壁(低い壁ですが)だけは恥ずかしながら乗り越えられないからです。
これからもロンプラ以上兼高未満のどえりゃーブログ楽しみにしてます!
そうでしたか、ご丁寧にメッセージ頂きありがとうございます!ハルツームのあのホテル、本当オアシスのようですよね☆Wi-Fi使えて良かったです!メロエ、ドンゴラも是非行って欲しかったですが笑。はい、今後も更新頑張りますので、どうぞよろしくお願いします!