13Sep
2015年3月20日、ザンビアを出て次の国ナミビアへ。
前の記事にも書いた通り、現在地のリビングストンからナミビアの首都ウィントフックまでダイレクトバスが出ている。
エジプトからずっと南下して来てバスには散々乗って来た訳だけど、今回のバスは今までとちょっと違う。
アフリカ大陸で一番都市化が進んでいる南アフリカのバス会社なのだ。高いけど超快適という噂にちょっとワクワク☆
目次
超快適インターケープ社の長距離バス
そのバス会社の名前は「インターケープ(Interdape)」
路線・運行時間の確認、予約、支払い(クレジットカード)まで全てホームページで完結出来る。
ホームページ→http://www.intercape.co.za/
インターケープは南アフリカ内だけでなく、ザンビア、ナミビア、ボツワナ、ジンバブエ、モザンビーク、マラウィなど国境を越えて多数の都市を結んでいる。
出典:Intercape社
今回はリビングストンからウィントフックだったので、上記のホームページから数日前に購入しておいた。
購入画面を進めていくと[Full Flexi] 、[Flexi]、 [Saver]という三種類のうちいずれかを選択する画面になるんだけど、これはキャンセルした場合の補償になるので、キャンセルなんかしない!という人は一番安い[Saver]を選んでおけば問題ない。
僕が購入した時は580ランド(5800円)だった。※ランドは南アフリアの通貨
ただ、インターケープは席数が埋まれば埋まるほど料金が上がるという訳の分からんシステムなので、ギリギリで購入しようとするととんでもない値段になる。さらに繁忙期も値段が上がったりするので注意。
あと、リビングストンにはインターケープの代理店があるんだけど、そこで購入しようとすると同じ日の同じバスでも料金が高かったのでクレジットカードがあるならホームページ予約の方が良い。あとは乗車時にスマホに保存したバウチャーを見せるだけで乗車可能。
リビングストンの発時間は午前10時。到着後は20時間後の午前6時15分。区間によってバスのレベルは違うみたいで、この区間は割とレベルの低いバスらしい。とはいえ新しくて綺麗でエアコンが効いててトイレもあって車内サービスも充実していて・・文句はない。
リビングストンの乗車場所↓
ウィントフックは治安が悪い?日本人を狙った強盗被害多発
バスは予定通り出発し、ナミビアはビザが不要なので入国もスムーズだった。そして翌朝の6時15分、予定通りウィントフックに到着した。
到着したインターケープ社のオフィスから、宿泊する予定だった「Cardbord Box Backpackers」まではタクシーに乗った。ヴィクトリアフォールズで知り合い、ザンビアの同じ宿に泊まっていたコウヘイ君と一緒のバスだった為、タクシーは2人で割り勘して1人25ランド(250円)。実際この距離だったら1人10ランド(100円)で行ける事を後から知った。
ウィントフック市内のタクシーは同じ方向の人同士でシェアするのが一般的。で、市街中心部の移動だったら1人10ランドと料金が決まっている。安くてすぐにタクシーが捕まるのでスーパーに行く時とかも毎回タクシーを使うようになってしまった・・。
宿までは歩けない距離ではなかったんだけど、ウィントフックの市街地では外国人観光客を狙った強盗事件が結構多いので、バックパックを背負って早朝歩くのは避けた方が無難。
実際にこの宿のすぐ近くで強盗に遭った日本人を2人知っているし、もう一つの人気宿「カメレオンバックパッカーズホステル」のすぐ近くでも日本人が襲われている。いずれの場合も相手はナイフを持っていたらしい。
身体が小さく狙いやすい日本人が、この2つの宿のどちらかに泊まる事を知っていて、周辺で狙っているという噂。
外務省のホームページでも紹介されています。→ナミビア:邦人強盗被害等に対する注意喚起
ウィントフックの安宿「Cardbord Box Backpackers」
これがCardbord Box Backpackers。
テントを持参すればテント泊可能。
ドミトリーはコンセントが壊れて使えなかったけど、掃除は行き届いていて綺麗。
真ん中にプールがあって、プールを囲むようにテーブルなどが設置されている☆
キッチンは広いけど、ガスではなくてコイルヒーター式。スポンジがなかったり洗剤がなかったり、鍋がなかったり・・・あまり気の利いた感じではない。
朝食はコーヒーor紅茶とパンケーキが無料。パンケーキというか、シナモンが効いたクレープの生地って感じ。初めはショボいな~とか思ってたけど、なぜかハマってしまい毎朝これが食べたくて早起きしてた。笑
「カードボードボックスバックパッカーズ」
テント 90ランド(900円)/ドミトリー 135ランド(1350円)
朝食付き WiFiあり キッチンあり シャワー問題なし
「カメレオンバックパッカーズホステル」
テント 100ランド(1000円)/ドミトリー 150ランド(1500円)
朝食付き WiFiあり キッチンあり シャワー問題なし(らしい)
※2015年3月現在 どちらの宿もどんどん値上がりしていってます。
カードボードの居心地すごい良かったし充分だったけど、一度カメレオンを見に行ったら少し高いだけの事はあるなーという印象。この時はベットに空きがなくて泊まれなかった。
ナミビアでレンタカー周遊計画
コウヘイ君と一緒にリビングストンからウィントフックに来たのには訳がある。
3月28日~(ウィントフックに着いたのは3月21日)レンタカーを借り、10日間かけてナミビアを周遊する予定があるんだけど、そのメンバーに参加してもらう事になったのだ。
ナミビアにはいくつか行きたいポイントがあるんだけど、北部のエトーシャ国立公園とオプウォ、西部のスワコップムント、ウォルビスベイ、南部のナミブ砂漠・・と点在していて、しかもナミビアは公共交通機関が全くと言っていいほどないので、ツアーに参加するかレンタカーを借りて自力で行くかのどちらかになる。
ツアーに参加するつもりは全くないので、自由に行動できるレンタカーを選んだ。しかし、レンタカー代の他、保険代やガソリン代など、最低でも4人はメンバーを集めないとかなり高額になってしまう。
その4人目のとなるメンバーがコウヘイ君。ちなみに1人目はこのブログでも何度か登場しているミツルくん。ケニアで知り合い、その後ウガンダ、ルワンダ、ブルンジ、タンザニア、モンザービークと今回のアフリカの旅で一番再会する事が多かった旅人。そして2人目はキリマンジャロの麓の街「モシ」で知り合いダルエスサラームまで一緒だったマコトさん。
この2人にはレンタカー周遊計画に参加してもらえないか事前にメッセージをしていて、2人とも参加してくれる事になっていた。約束をした時点ではミツルくんは南アフリカにいて、マコトさんはジンバブエにいて・・国境を越えてナミビアでの待ち合わせに快諾してくれたフットワークの軽い2人には感謝。
と、言う訳で僕らが泊まっている宿には数日後にマコトさんが来て、さらにレンタカー出発日の前日にミツルくんが来て4人の日本人が集まっていた☆
他にも日本人がいればメンバーを増やしたかったけど、残念ながら1週間の間だれも来ず。結局4人で行く事になった。レンタカーのナミビア周遊に関して詳しくは次の記事で。
ウィントフックの隕石を見に行く
ウィントフックは一言で言うと都会。高層ビルがあって、街は綺麗で、スーツ着た人がたくさんいて、みんな交通ルールを守って。
特別これと言って見所のある街ではないんだけど、マコトさんが「隕石を見に行こう!」と言うので一緒に行くことになった。
街の中心部にあるので、スーパーに行ったついでに見に行くことが出来る☆
↓でかいのが一つあるのかと思ったら、たくさんありました。
本物の隕石だそうです。そういえば隕石って初めて触ったかもしれない。石というよりか完全に金属って感じなんですね。
その帰りに久々に寿司が食べたくて入った店。黒人の板前って初めてかもw
テーブルにキッコーマンの醤油が置いてあって、出てくるのが遅いから醤油をずっと舐めてました。笑
醤油の味ってやっぱ最高!今なら醤油さえあればなんだって美味いと思えると思う。
そして出てきた寿司がこちら。やっぱりこういう感じなんですねwでも醤油とワサビの組み合わせは神!
ウィントフックの地図
赤・・・Intercapeのオフィス(到着場所)
青・・・カードボードボックスバックパッカーズ
黄・・・隕石
1週間飲んで飲んで飲みまくる。
この宿に到着したのが3月21日、周遊出発日は3月28日なので一週間のんびりできる。周遊の計画を立てたり、諸々準備をしたりしなければいけないんだけど、なんせコウヘイくんもマコトさんも酒が大好きで・・・
毎日昼からプールサイドでビールです。食事はスーパーで買い出しをして毎日自炊。3人が交代交代で作っては飲んで、作っては飲んで。
↓昼間からビールを飲むマコトさん
毎日酔っ払っていて何を作ったか覚えてないけど、カレーも作っていたみたい。
こちらはニンニクとか適当なスパイスを入れて焼いた豚肉。これが最強に美味かった。懐かしい~・・・
本当毎日昼から深夜まで飲んでばかりだった。スーパーだから安いとは言えここで結構金使ったな~(汗)
ある夜、酔っ払ったマコトさんがトイレに行くと行ってそのまま姿が見えなくなった。
僕とコウヘイくんの席にイカツイ黒人が来て、
「あのヒゲはお前らの知り合いか?」と聞いてきた。
なぜか理由を聞くと
「あのヒゲに突然タマを鷲掴みにされたんだ!!」
と、半分怒っている感じだけど、それ以上に「なんでそんな事をするんだ?」という疑問が大きかった様子。
「ヒゲのやつはゲイなのか?」
「日本にはそういう文化があるのか??」
・・・(やばい!マコトさんのせいで日本のイメージがとんでもなく悪くなる!笑)
僕らは必死で否定した。
「ありません!日本にはそんな文化ありません!!」
まー確かに昔アニメ”おぼっちゃまくん”の「ともだちんこ~!」は流行ったけど。
まー結果的に酔ったマコトさんも無事に帰って来たし、黒人にも酔った勢いのジョークだって事が通じたし?良かった良かった。
↓白いTシャツの黒人です。酔っててもいきなりタマを鷲掴みになんてしないですよね?笑
まーとにかく、この旅で一番酒に溺れた一週間だったと言う事です。
↓最後に深夜にプールに飛び込み寒くて震えているコウヘイくんでした。
次回、ナミビアレンタカー周遊計画について詳細を書きたいと思います☆
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コメント
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今日は大樹さん
楽しく、又懐かしくブログを楽しませて頂いております。
私は現在66歳です、私も41年前に25歳から30歳までも5年間世界1周をしました。
北米1年半 南米1年半 アフリカ1年 ヨーロッパ半年 ヨーロッパからアジアへ陸路で半年
で回りました。
ブログを楽しませて頂いていると当時の事が物凄く懐かしいです。
今はリタイアして年に数回海外旅行していますが今は長くても2か月ぐらいです。
しかし若い頃の旅と今では何か違う感じがします。
若い時は旅、今は旅行という違いが感覚としてあります、自分の中では変わらないつもりでも
やはり若い時のあの感性は年をとると失せて仕舞うのでしょうか、
大樹さんも若い時にしか出来ない旅という今を楽しんで下さい。
当時は行けなかったダナキル砂漠へ近いうちに行くつもりです、
きたやま様
はじめまして、コメントありがとうございます。
5年間とはすごいですね!僕はまだ北米、南米に行けていないので、いつかまた行きたいなと思っています。
やはり感覚は変わっていくんですね。汗
おっしゃる通り、年齢にあった旅のスタイルを今後も楽しもうと思います。
ダナキル砂漠、年々道路が整備されているので観光しやすくなって来ています。
2月位まで向こうは酷暑かと思いますがどうぞお気を付けて。
いまはエチオピアあたりにいらっしゃるのでしょうか?
いろんな国に行っていろんなものを見てきていてすごいなあと思いました。
やっぱ生きてるうちに自分もいろいろ行きたいです。
自分はタンザニアで生活している同年代の者です。
年末年始に予定しているキリマンジェロ登山を調べていてこちらに辿り着きました。
では、お気をつけて!
Baoさん
コメントありがとうございます。
いいえ、実は現在日本なんです。笑
ブログの方がなかなか進まずに半年遅れくらいで書いています。
キリマンジャロに行かれるんですね!
登頂成功することを祈っています☆