18Oct
なんだか最近「サウナ」が流行ってますよね。「サウナでととのう(整う)」なんて言葉もここ数年で良く耳にするようになりました。
僕は週1回通っているスポーツクラブでサウナに入ったり、旅行先でスパや温泉でサウナに入る程度で、色々なサウナに足を運ぶサウナー(サウナ愛好家)という訳ではありません。
が、そんな僕にも「サウナーも認めるすごいサウナが池袋に出来た!」と言う情報が入って来ました。
一度耳にしたくらいでは興味が湧かないのですが、各種メディアから取材を多く受けているようで各方面で目にするようになった事、そして何より公式サイトを見てサウナに対する「本気」を強く感じられた為、行って見る事にしました!
目次
かるまる池袋とは
施設の名称は「かるまる 池袋」で2019年12月3日にオープン。
日本一マスコミに出演しており「サウナ王」「サウナ伝道師」とも呼ばれる日本No.1サウナー太田広氏をはじめ、温浴施設コンサルタント、デザイナーなど、各業界で数々の実績を残すパイオニア達が集まり監修している日本最大級の温浴施設です。
施設名の由来は「(湯に)つかる」の「かる」と「(宿に)泊まる」の「まる」を合わせ「かるまる」としたそうです。
この施設の主な特徴としては
・男性専用施設
・5種類の風呂、4種類のサウナ、4種類の水風呂(国内屈指の豊富な種類)
・漫画喫茶顔負けの1万冊の漫画・雑誌を備える休憩スペース
・落ち着いた空間のコワーキングスペース
・本格和食料理店併設
・カプセルタイプとホテルタイプの宿泊設備
・採算度外視で超ハイクオリティ
との事!行く前から期待が高まります!
設備
世界第3位の利用者数を誇るビックターミナル池袋駅から徒歩たったの1分!ビルの3階~10階まで計8フロアというスケール感!さらにはフロントのある6階まで専用の直通エレベーターまでありました!
完成してから1年も経っていないという事もあり、受付からロッカーまでとても綺麗です。
洗面所をのぞいてみると、なんと!ドライヤーが全てダイソン様ではありませんか!すごいこだわり用ですね(汗)
館内着に着替えを済ませ早速お風呂に向かったのですが、先に館内の設備をご紹介させていただきます。
こちらが休憩エリア。全席リクライニングソファーでテレビ付きです!こちらもとても綺麗で照明なども落ち着く感じでリラックスできること間違いなし!
そしてこのライブラリースペース!本当に1万冊ありそうです!さらに!写真で気付きました??テレビと人の足が写り込んでいるのを。
なんと、こちらも無料で使える休憩スペースなのです!人目を気にせずくつろぎたいという方におススメ!
こちらはコワーキングスペース。とても落ち着いた空間となっており、効率良く仕事が進みそう!
お腹が減っても大丈夫!和食店が併設されています!ソーシャルディスタンスも確保されているので安心。
これだけの設備が整っているので、迷うことなし絶対に宿泊をおススメします!ホテルタイプはもちろん良いと思いますが、こちらのカプセルタイプも最高の空間でした♪
防音がしっかりされているようで、テレビからはこちらが心配になるほど大きな音が出ました。ヘッドホンをしなくても良いのは助かりますね!
最後にこちらが館内マップです。しっかり予習して行きましょう♪
5種類の風呂
さて、前置きが長くなりましたが肝心のお風呂をご紹介します!言うまでもなく、お風呂も最高の一言でした!
療養泉クラスの高濃度を実現した「炭酸泉」
温度:約38度
効能:血行改善、冷え改善、疲労回復
文字通り炭酸ガス(二酸化炭素)が溶け込んだお湯になります。かるまるの炭酸泉は医療機関の治療を目的とした炭酸泉(療養泉)と同クラスの濃度になっているそうです。
ちなみに炭酸泉に入っていると肌にシュワシュワの気泡がたくさんくっついて来ますが、手で払ったりせずにそのまま静かに浸かっているのが良いそうです。
まるでマッサージ機のような「電気風呂」
温度:約38度
一つ前に紹介した「炭酸泉」の隅に「強」と「弱」の二種類の電気風呂が設置されています。椅子のようになっていて肩まで浸かる事はできず下半身のみとなります。
僕はいきなり「強」に入ってみたのですが、今までに体験した事のある電気風呂と違う新感覚の電気風呂でした。押す・揉む・叩くが交互に繰り返され、本当にマッサージをされているような感覚。曲げている膝が電気の力で勝手に伸びてしまうほどでした!
暑くも冷たくもない不感温度帯の「岩風呂」
温度:約36度
効能:副交感神経に作用したリラックス効果
熱くも冷たくもない「不感の湯」です。人間の体温に近い為、エネルギー消費や体への負担が小さく、副交感神経に作用してリラックス効果が期待できます。ずっと浸かれてしまうので、深夜は寝てしまわないように注意です。
日本三大美林の青森ヒバを使用した「マス風呂」
温度:約42度
「青森ヒバ」とはヒノキ科の高級木材で、美しい木目と上品な香りは折り紙つき。金色に似た輝きを放つ事から「ゴールデンウッド」とも呼ばれているそうです。
マス風呂なので、心地良いヒノキの香りと高級感のある雰囲気を独り占めできて最高でした。
黒い上質な花崗岩で造られた「露天ジャグジー」
温度:約40度
最上階の10階屋上にある「かるまる」唯一の露天風呂です。ジャグジータイプなのでボコボコとした泡の刺激を受けながら外気にも触れる事ができ、とても心地良い露天風呂です。
4種類のサウナ
5種類のお風呂を見ただけでも拘りを感じる事ができますが、サウナへの拘りも余念がありません。
世界最高級の銘石を使用した「岩サウナ」
温度:約80度
定員:25名程度
オートロウリュあり(12時~25時までは毎時00分、4時30分~8時までは毎時00分に加え毎時30分も追加される)
※アウフグースサービスもありますが2020年10月現在はコロナウイルスの影響で行われていませんでした
世界最高級の銘石「庵治石」を約600kgも使用したサウナです。オートロウリュを備えているのでロウリュを体験したい方はタイミングを見計って入るのをオススメします。
通常約80度との事ですが、オートロウリュが作動した時は大量の水蒸気によって体感温度がグッと上がります!毎時間ロウリュのタイプが変わるので詳しく知りたい方はこちら(かるまる公式サイト)をどうぞ。
ロウリュ、アウフグースとは?
ロウリュとは、フィンランド式のサウナ入浴法の一つです。熱したサウナストーンにアロマ水をかける事で熱い水蒸気を大量に発生させ室内の温度、体感温度を一気に上昇させ発汗作用を促進する効果があります。
アウフグースとは、その熱々の水蒸気を「熱波師」がタオルで仰いで攪拌させ、客に熱風を浴びさせる事を指します。
木の宝石を使用した「ケロサウナ」
温度:約90度
定員:9名程度
セルフロウリュあり
「ケロ」とは欧州赤松の立ち枯れ木の事で樹齢200年以上の稀少な木材です。断熱性に富み、芳醇な香りと美しい光沢を放つことから「木の宝石」と呼ばれているそうです。
こちらのサウナもロウリュを体感できますが、岩サウナのオートロウリュと違いセルフロウリュです。桶樽に入った水を汲みサウナストーンに自分で水をかけます。
岩サウナよりも部屋自体が小さい為、あっという間に部屋の温度が上がり、体感温度は10度以上も変わるそうです。
ケロサウナを出たところにレモン水が設置されているのがポイント高いですね!
※水をかけ過ぎる事がないよう、樽桶には一定の間隔で一定の水量しか水が出ないようになっています
10種の薬草を使用した「蒸サウナ」
温度:約50度
定員:1名(友人同士の場合は最大4名まで)
稼働時間:11時30分~21時00分
10種類の薬草をじっくり煮立て、その香りや成分を鼻や口から吸い全身に行き渡らせ身体を芯から温めてくれるそうです。
薬草にも拘っており「薬草の宝庫」と呼ばれる滋賀県の伊吹山で採れた高価で貴重な薬草を使用しているとか。僕は残念ながら時間外で入る事ができませんでした・・次回は時間内に行きたいと思います。
本場フィンランド伝統の「薪サウナ」
温度:約80度(薪を使用している為、温度は前後するようです)
定員:5名
稼働時間:平日 19時~25時 / 土日・祝日 13時~25時
文字通り「薪」を燃やして温度を上げたサウナです。室内が暗いため火の揺らめき、薪の燃える音を楽しめ、キャンプ場に来て裸で焚き火をしているような・・不思議な空間でした。
4種類の水風呂
サウナには欠かせない水風呂にも徹底的に拘っています。
超低温10度未満の「サンダートルネード」
温度:約10度未満(天候や気温、時間帯によって10度を超える事もあるそうです)
水深:1,000mm
グルシン(10度未満のシングル温度)と呼ばれる超低温の水風呂です。さらに!その10度未満の冷水をジェット水流によって勢いよく攪拌しており、サウナで限界まで身体を温めた後に入っても、20秒たらずで限界でした。
「サンダートルネード」と言う名前が付けられた通り、全身にピリピリとした痛みが走るほどの冷たさを体感できます。
バイブラ効果に癒される「やすらぎ」
温度:約25度
サンダートルネードの後に入ると「なんて心地の良い冷たさなんだ」と思える温度です。同じ水でもここまま違いを感じられるとは・・幸福感を感じられる水風呂でした。
バイブラ効果(ぶくぶくと出てくる気泡の事)によって表示温度より冷たく感じるかもしれません。
ジェット水流が心地良い「昇天」
温度:約33度
定員:4名
「やすらぎ」よりもさらに温かく、不感温度の体温よりは冷たい、何とも言えない温度の水風呂です。仰向けで寝れる事に加えジェット水流の心地良い刺激もあり、本当に寝てしまいそうでした。
氷の穴をイメージした「アクリルアヴァント」
温度:約14度
定員:1名
水深:1,000mm
「アヴァント」とは、フィンランド語で「凍結した湖に開けた穴」を意味するそうです。外気に触れる屋上にある事に加え、透明なアクリル製の浴槽が「氷の穴」を連想させ、表示温度よりも冷たく感じさせます。
サウナでととのう(整う)とは?
以上、かるまるの設備と5種類の風呂、4種類のサウナ、4種類の水風呂のご紹介でした。
僕は時間の問題で「蒸しサウナ」に入る事ができませんでしたが、それ以外の風呂、サウナ、水風呂には全て入り結局2時間半もゆっくりとしてしまいました。
「ととのう」為の椅子も随所に設置されていて、教科書通りにサウナ→水風呂→休憩(外気浴)を3回繰り返し「ととのう」感覚に酔いしれる事も出来ました。
サウナ好きの男性はもちろん、サウナにあまり行った事のない男性でも絶対に満足のできる施設です。是非、一度は足を運んでみてください!
ととのう(整う)とは?
ととのう(整う)とは、一言で言えば究極のリラックス状態の事を指します。多幸感、浮遊感、トリップ感、恍惚感を感じる人もいます。一般的には
①まずサウナに入る→体温が上がり、血流が良くなり、脈が上がり、汗をかいて老廃物が排出され交感神経(起きている時、緊張している時の神経)が活発となります。90度前後もある場所で人は生き続けられない為、身体が生命の危機という状態になりエネルギーの消費を少しでも抑える為に脳が休止状態になります。
②次に水風呂に入る→体温が下がり、欠陥が収縮し、脈も下がりますが、同じく15度前後の水の中で人は生き続けられない為、交感神経は活発のまま、引き続き生命の危機の状態が続くため脳も休止状態のままです。
③最後に休憩する(できれば外気で座るか寝た状態)→体温も血流も脈も全てが平常に戻っていき、今度は副交感神経(寝ている時、リラックスしている時の神経)が活発となって来ます。しかし交感神経が活発な状態だった為に放出されたアドレナリンがまだ体内に残っており、また生命の危機を感じて脳がしっかり休んでいたので、交感神経と副交感神経が共存したような状態となり「ととのう」と言う状態になります。
上記によって日常生活の中では切り替えにくい交感神経と副交感神経のスイッチングが繰り返され、自律神経が鍛えられてメンタル面の強化にも繋がるそうです。
「ととのう」体験をした事のない方は是非上記を試してみてください。もちろん決まった方法はないので上記は一例です。身体への負担もあるので体調優先で無理のないように。
アクセス
施設名 かるまる池袋
住所 東京都豊島区池袋2-7-7 3F~10F
電話番号 03-3986-3726
公式サイト https://karumaru.jp/ikebukuro/
サウナイキタイ https://sauna-ikitai.com/saunas/6656
※料金等は変更の可能性がある為、公式サイトをご覧ください
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コメント
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インスタから来ました!
かるまる最高ですよね。
自分もこの間行って感動しました。
その時の感情がじわじわと思い出される臨場感溢れる記事でした(^^)
コメントありがとうございます。
私もきじま様のかるまるの記事、読ませていただきました!
最高ですよね!
申し訳ありません。
東京、神奈川のみとなります。