16Aug
屋久島に来て2日目。
初日は白谷雲水狭の太鼓岩コースを歩いた後、原付で島を一周し宿に帰り即就寝。
そして疲れが十分に取れぬまま朝4時に起床。
宿の最寄りのバス停まで歩き路線バスの始発で終点の「屋久杉自然館」へと向かう。(約40分位)
「屋久杉自然館」に到着すると朝5時前にも関わらず、すでにすごい人の数。
ここで「荒川登山口」に向かう登山バスに乗り換える為、皆そのバスを待っていた。
「荒川登山口」までは一般車両の乗り入れ規制を行っているので、原付はもちろん自転車さえも通行できずこの方法しかない。
5時過ぎに登山バスの始発が来たが、これには満員で乗れず。
しかし5分後にすぐ二台目が来て、これに乗車。
登山口までさらに約40分程バスに乗りようやく「荒川登山口」に到着。
到着したのは朝6時。
縄文杉まで片道4時間~5時間と言われているので、最悪5時間かかった事を考えるとこの時間に出発しても下山は夕方4時になる。
目次
荒川登山口から約8km続くトロッコ道を約2時間歩く
上に書いた通り、最初の2時間はトロッコ道が続くためそんなに歩きにくいという事はない。
詳しくは下のMAPを参照。 ※屋久島ガイド協会ホームページより
登山口を出発すると早速トロッコのレールが通った橋を渡る。
両側に柵が設けられているので高所恐怖症の人でも大丈夫だと思う。
そして岩のトンネル。
トロッコのレールの上を歩くというだけでもワクワクするのに、初っ端からこんなトンネルまであったらさらにワクワクしてくる!
右手側は谷底。
頭上から滝のように降って来る湧き水を避ける為の屋根が設けられていた。
最初に渡ったような柵付きの橋は無くなり、両側とも柵のない橋を何回も渡って行く。
これは高所恐怖症の人にはかなりきついかも・・・
レールは森の奥深くへとず~っと続いている。
だんだん苔が増して来て森の緑が深まっていく。
登山バスが2台目になってしまったので、前を歩く人が何組もいたが、そのほとんどが団体ツアーや中高年の方々。
「追いつかれたら譲れ」というルールが存在する為、次々とツアー客らを追い越し、気付けば歩いても歩いても前に人が見える事はなくなった。
レールの両側には所々に見た事も無いような大木がある。
そんなトロッコ道を約2時間歩いたところで、ちょうどトロッコが終わり本格的な登山道になった。
ここまで約8kmの道のりは2時間歩いて高低差が310mなのに対して
この先は2.6kmの道のりを2時間歩いて高低差が370mもある。
それだけ道が険しくなるという事だ。
残り2.6km、険しい道を2時間かけて縄文杉へ
険しくなった道を登り続けて少ししたところで「ウィルソン株」と呼ばれる大木の切り株がある。
この切り株は中に大きな空洞が空いていて人が十分に入る事が出来る。
切り株の中から頭上を見上げるとポッカリと大きな穴が空いている。
普通に写真を撮るとこんな感じ。
これを入って右側手前のポイントから斜めにカメラを構えると・・・
なんとハート型に写る!
この写真を撮る為に切り株に入る順番待ちをしているらしいが、ツアー客よりも早くこの場所に到着すれば完全貸切状態でゆっくり写真を撮る事が出来る。
そしてさらに険しい道を進むと今度は「夫婦杉」と呼ばれる杉がある。
見ての通り二本の木を枝がつないでいる。
他にも樹齢3000年と言われる「大王杉」もあったが、ちょうど雨が激しくなりカメラを出す事が出来なかった。
代わりに雨上がりにヤクシカが目の前まで出て来た☆
このあたりで、すでに下山する人と数組すれ違った。
始発バスで行った先頭組だと思う。
そしてこのコース最大の難所を越えると「縄文杉」が!
樹木の保護の理由からあまり近くには近付けず、簡易な展望台みたいなとこから眺める感じ。
確かにでかい!んだけど葉っぱが生い茂っていたりして、いまいち大きさを実感できず「大王杉」の方が迫力があったかもしれない。
けどまー最大で樹齢7200年とも言われている事やここまでの苦労を考えると感動に浸る事が出来た。
ここもツアー客と一緒になってしまうとすごい込み合うらしいので、単独で縄文杉を目指す方は朝5時前には屋久杉記念館に到着して出来れば始発の登山バスに乗る事をおすすめします☆
下山、そして温泉へ。
膝がガクガクの状態で来た道を戻ると、ツアーの団体客と何度も何度もすれ違う。
しかし登山道は狭く険しい為、すれ違う事の出来るポイントは限られている。
「登り優先」のルールが存在する為、すれ違いポイントで団体客の通過をひたすら待つ。
これを何度も繰り返すので逆に帰り道は思うように進む事が出来なかった。
結局、荒川登山口までは下りも4時間程かかり時刻は午後2時を超えていた。
午後3時発の「屋久杉記念館」行きのバスに乗り、そこからまた路線バスに乗り換えて宿に着いたのはもう夕方5時前。
宿の風呂で済ます事も出来たけど、どうしてもこの2日間の疲れを癒したくて宿から徒歩3分のところにある温泉「まんてん」へ行った。
しばらくそこでゆっくりしたあと、宿に戻り即就寝・・・。
そして翌朝、鹿児島に戻る船に乗る予定だったんだけど・・・
ここで問題発生。続きはこの次で。
登山の際の格好や天候などは、この前の記事でまとめてあるのでそちらも読んでみてください。
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