14Jan
オモラテのダサネチ族の集落へ行くツアーから帰って来て、ガイド達に夜飯とビール3本を奢ってもらうというラッキーな夜を過ごした。翌朝ナショナルホテルをチェックアウトし、次の目的地「トゥルミ」へ行く為にヒッチハイクをしなければならなかった。
が、その前にガイド達に食事とビールのお礼を言いに行こうとソーラーキオスクを訪ねると、やはり今日もまたそこにたむろしていた。お礼を言いに来ただけのつもりが、昼飯に誘われて一緒にトュブスを食べる事に。するとまたここでも食事代を出してくれた!!
どこまで貧乏な日本人だと思われてるんだろう?笑
お礼を言って別れ際に「もしヒッチハイクがつかまらなければまた来れば良い」と言ってくれた。このガイドのとこには今日何組かのツアー客が来る予定らしく、その車に「日本人を1人トゥルミまで連れて行ってくれ」と頼んでやるとの事だった。
なんと心強い!最悪の時は頼らせてもらおう☆
目次
トゥルミの安宿
オモラテはエチオピアの南の果てなので、道路はこの村が終点になっている。その為、ここから走り出す車はほぼ100%トゥルミへ向かうと言っても間違いない。
ガイド達と別れて、車を見付ける度に乗せてもらえないか交渉をしたが、トラックは全て断られツアー客の車も席が空いてないという理由で断られた。というか客の方は「いいよ!乗っていきなよ!」みたいなノリだけど、ドライバーに「規則で乗せる事が出来ない」と断れる。金にならない仕事をしたくないだけかもしれないけど。
結局2時間ほど頑張ってみたけど捕まらずソーラーキオスクにいるガイドを頼る事にした。冷たいコーラを飲みながら待つ事1時間ほど、ちょうどオモラテのツアーが終わったイスラエル人3人組の車がトゥルミに向かうとの事でガイドが代わりに交渉してくれた。するとあっさりOK!!すぐにトゥルミに向けて出発する事になった。ガイドのみんな本当にありがとう!!!
ちょうど出発しようとした時、なんとランドクルーザーを借りドライバーを雇ってここオモラテに来ていた日本人4人組と会った!おおお~!!!久しぶりの日本人!!!アディスアベバを出発してからしばらく日本人には会っていなかったので嬉しかった。
聞くと彼らもこの後トゥルミに向かうと言う事で「じゃーまた会いましょう~!」みたいな感じでオモラテを出発した。
イスラエル人を高そうなロッジに降ろした後、ドライバーがどこまで行きたいの?と聞いて来たのでトゥルミで泊まろうと考えていた「ツーリストホテル」の名を出したら、そこで降ろしてくれるとの事。無料で乗せてくれたしとても親切なドライバーだった。
しかしツーリストホテルはたくさんの欧米人が泊まっていて満室。すぐ隣にある「グリーンホテル」を訪ねてみると1室だけ空いていて、掃除が終わり次第チェックイン出来る事になった。
これがグリーンホテル。1泊150ブル(825円)。蚊帳付き、シャワー、トイレ共同。
いつも撮っている部屋の写真を撮り忘れたみたいで部屋の外の写真。笑
綺麗とは言えないけどダニの被害も無く問題なしの宿。オモラテの夜ほど暑くもないし寝苦しいという事もなかった。しかし部屋にコンセントが無いので注意!!
シャワーは見ての通りドラム感に溜まった雨水が設置されている。
ちゃんとシャワー使えるの~?!と確認したところ「ホラ!出るよ!」と水を出してくれたお茶目なスタッフ☆
先ほど知り合った日本人4人組は隣のツーリストホテルに泊まっていたのでこのあと話を聞くと、ツーリストホテルも部屋にコンセントは無いとの事だった。値段もシングル150ブルでグリーンホテルと同じ。けど、ちゃんとした?レストランがツーリストホテルにはあったので、もし空いていればツーリストホテルの方が使い勝手は良いかも。
トゥルミの月曜マーケット
チェックインを済ませると、宿にいた自称ガイドが声をかけて来た。なんと、今日、午後4時頃から近くの山中でハマル族の「牛飛びの儀式」と「鞭打ちの儀式」が行われるという事だった!
カイアファールでバンナ族の「牛飛びの儀式」と「鞭打ちの儀式」を見たばかりだったので迷ったけど、こんなタイミングの良い事は滅多に無い事だろうし彼の話に乗る事にした。今からでは乗り物の手配が出来ないとの事で片道1時間程歩いて向かうとの事。しかし値段は安く全て込みで600ブル(3300円)との事だった。
しかしこの日トゥルミに来たのには訳があった。見出しにも書いた通り、今日、月曜日はトゥルミのマーケット開催日なのだ。行き当たりばったりな行動をしているように見えて、要所はしっかりおさえられるような計画をしているんですね☆
という事で僕は出発時間までトゥルミのマーケットを見に行く事にした。
トゥルミのマーケットに来ているのは「ハマル族」
ディメカのマーケットですでに見ている民族。
さらにはその前のカイアファールで見たバンナ族と見た目が全く一緒なので、予想通りあまり面白くなかった。。
初めて来たのがここのマーケットだったらまた全然違った印象を受けると思うんだけどね。慣れって怖い。
なので今回も遠目からの写真のみにして、お金を払って撮らせてもらいはしなかった。
マーケット全体の規模としては今のところカイファール→ドルゼ→ディメカ→トゥルミ→オモラテと言った感じかな。
あまり規模も大きくない。この後の「儀式」に期待!!
ハマル族の「牛飛びの儀式」と「鞭打ちの儀式」
宿に戻り先ほど話したガイドと一緒に歩いて儀式へ向かう事になった。
でもこの暑さのなか片道1時間は結構辛い。ガイドは通りかかる車を止めてヒッチハイクしようと試みる。なんだよ、結局ヒッチハイクかよ!なんか全然ガイドっぽい感じもしないし頼りがいのない男だった。
幸い、欧米人の乗ったランドクルーザーが次から次へと通る。何台か声を掛けているうちに止まってくれた車がいた。なんと!それがさっきオモラテで会った日本人4人組の車だった!!僕とガイドはランドクルーザーの後部に取り付けられているパイプにしがみつき、それで儀式へ向かう事になった。
ランドクルーザーを止めた場所。・・・ものすごい観光客。。
僕のガイドは付いて来いと言ってスタスタ歩いて行く。ここで他の日本人とは一旦お別れ。
儀式の会場に向かう道。え・・・民族より欧米人の方が多くないっすか??
さすがヨーロッパの連休シーズン。TVとかで秘境とかって放送されてるイメージだったけど・・・これじゃ秘境とは言えないね。笑
歩いていると鞭で叩かれたばかり!という感じの女性が歩いていた。これは痛々しい・・・。鞭打ちの傷の深さに関してはバンナ族よりもハマル族の方が深いかも。
こうやってどんどん傷を重ねて行くんだね・・・。なんて恐ろしい風習。
けどちょっと待って!儀式はこれからじゃないの!?とガイドに聞くと「時間が遅いからもう鞭打ちの儀式は終わった、牛飛びの儀式はこれからだから安心しろ」と。いやいや!お前が言った時間に出発したんだろうが!なんだよ終わったって!
と、文句を垂れたが彼がどうにか出来る問題でもないし諦めるしかなかった。。。
車を止めてから15分程歩いたところで儀式が行われようとしていた。
徐々に集まってくる「ハマル族」
赤土を塗り込んだ髪と顔。
マーケットで見るより見応えがある。
こうやって胸の下まで捲り上げてヘソを出すのがのが流行っているのかな。昔日本でも女性達の間で「ヘソ出し」が流行った事あったよね。ルーツはここなのか?笑
ん~、すごい迫力。これから始まろうとしている「牛飛びの儀式」が楽しみだ!!
今回はここまで~!次回「牛飛びの儀式」を紹介したいと思います!!今度はしっかり写真も撮れているので乞うご期待です!!!
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