11Dec
アワサでのんびり過ごした後、次に向かったのは「シャシャマネ」という街
シャシャマネには「ラスタ村」もしくは「ジャマイカビレッジ」と呼ばれる村があり、シャシャマネに行く人の9割はこの「ラスタ村」が目的だと思う。
もちろん僕の目的も「ラスタ村」
アワサからシャシャマネまではミニバスが頻発していて40分程度で到着するので、夕方までアワサまでゆっくりし、日が暮れる前にミニバスでシャシャマネへと向かった。(運賃10ブル+荷物代10ブルで合計20ブル=約110円)
目次
シャシャマネ、リフトバレーホテル
シャシャマネに着いたのはもう日が暮れる頃。バスステーションでは無く、幹線道路上で降ろされた。
シャシャマネはあまり治安が良くないとも聞くので、早くホテルにチェックインしたいところ。
目星を付けていたのは地球の歩き方に載っている「リフトバレーホテル」シングルルーム102ブル(561円)と書かれていた。
しかし心配な事が。僕が見た地球の歩き方は2010年版なので4年も前の物。
エチオピアは急激に物価が上がっていて、これまでの経験上100ブルと書かれていたら200ブル(1100円)以上に値上がりしている可能性が大。
220ブル以下なら宿泊決定、220ブル以上なら他を探す。そう決めてトゥクトゥクの運転手にホテル名を告げて向かった。( 5ブル=28円)
結果、シングルルーム193ブル(1062円)だったので許容範囲!Wi-Fiもあるとの事だったのでチェックインした。
翌日撮影したホテルの外観。この旅で1,2の格式あるホテルだった。
噴水付きの広い中庭がレストランになっていてリゾートホテルっぽい雰囲気☆
中庭に面した部屋の入口☆
部屋はトイレ/シャワー付きで、綺麗で広くて虫もいなかった☆
これで193ブルはエチオピアに入って一番のコストパフォーマンス!ただWi-Fiは遅い・・・。
ホテルのレストランで食べた「telltale with マッシュルームソース」
「つけ麺」みたいな麺で、麺もマッシュルームソースも美味かった。ビールと合わせて84ブル(462円)
ちなみに、地球の歩き方にもう1つ載っている政府系の「バカラモアホテル」は翌日聞きに行くと165ブル(908円)だった。
こちらも広い中庭があり部屋も綺麗で良い。ただしWi-Fiはない。
もっと安宿が良い人は幹線道路上に100ブル以下のとこもあった。ただ、南京虫やダニを覚悟の上でご利用を・・。
シャシャマネの街並
ホテルを出てすぐの幹線道路。緑が多くて綺麗☆
中心部に歩いて行くとレストランや銀行がいくつかある。
適当に入ったカッフェで飲んだ「フルーツエスプレッソ」というミックスジュース。12ブル=66円。
一番下はアボガドでその上にグァバやマンゴーなどが入っていて美味い☆
バカラモアホテルの向かいにある「ハイレホテル」
エチオピアにいくつかあるリゾートホテルで、泊まるとシングルで365ブル=約2000円もするが、Wi-Fiが速くてレストランに通った☆
ここで食べたシーフードパスタがペペロンチーノに似た味付けで美味かった。ビールと合わせて107ブル=588円。
ラスタ村へ
まずラスタ村がどういう村なのかを理解しておく必要がある。
ラスタ村とは「ラスタファリ運動」を実践する者(ラスタファリアン又はラスタマンと呼ぶ)が集まっている村の事である。
では次に「ラスタファリ運動」とは何なのか?
説明すると面倒なのでWikipedia先生から引用します。長いので興味の無い人は飛ばしてください☆
ラスタファリ運動とは?
ラスタファリ運動またはラスタファリアニズムは、1930年代にジャマイカの労働者階級と農民を中心にして発生した宗教的思想運動である。
ラスタファリ運動の実践者は「ラスタファリアン」または「ラスタマン」(女性なら「ラスタウーマン」)、または単に「ラスタ」と呼ぶ。
ラスタファリアンはこの宗教運動のことを「主義」ではなく「人生観」と考えるため、ラスタファリ運動と表現される。
ラスタファリ運動は聖書を聖典としてはいるが、特定の教祖や開祖は居らず、教義も成文化されていない。それゆえ宗教ではなく、思想運動であるとされる。基本的にはアフリカ回帰運動の要素を持ち、エチオピア帝国最後の皇帝、ハイレ・セラシエ1世をジャーの化身、もしくはそれ自身だと解釈する。名称はハイレ・セラシエの即位以前の名前ラス・タファリ・マコンネンに由来する。
主義としてはアフリカ回帰主義を奨励した。その指向は、ラスタの生活様式全般、例えば菜食主義やドレッドロックス、ガンジャを聖なるものとして見ることなどに現れている。 1970年代にレゲエ音楽や、とりわけジャマイカ生まれのシンガーソングライター、ボブ・マーリーによって全世界に波及する。全世界に100万人のラスタファリ運動の実践者がいると言われる。
なお、ジャマイカの多数派宗教はキリスト教であって、ラスタファリズムを信仰するのは全国民の5~10%前後である。
と言う事でラスタ村について理解して頂けたところで先に進みます☆
シャシャマネに滞在して3日目、2014年11月8日の土曜日にラスタ村へ向かった。
この日にラスタ村に行ったのは訳があって、毎週土曜日に「ナイアビンギ教会」というところで「ミサ」が行われる為だ。
これが独特のミサで、レゲエミュージックを流しながら歌って踊って大麻を吸って・・というもの。それが20時まで続くとか。
ホテルの目の前からトゥクトゥクに乗って「ジャマイカビレッジ、ナイアビンギ!」と伝え向かった。(10ブル=55円)
10分とかからずラスタ村に到着。着いたのはここ。ラスタマンのコミュニティの1つらしい。
が、ナイアビンギ教会では無かったので、ナイアビンギ教会で降ろしてもらうように頼む。
で、次に着いたのはココ「BLACK LION MUSEUM」
「ここだ」と言われたのでここで降りたんだけど、結果的にここではなかった。
トゥクトゥクを降りた瞬間、自称ガイドという兄ちゃん達数人に囲まれる。
事前に調べていた通りだった。
これがもう本当、めっちゃくちゃうざい!!
しかも「俺についてこい!」っと僕の腕を引っぱり合って客取り合戦が始まる。
「Don’t Touch Me!!!」っと切れながら蹴散らすも、こいつらのしつこさは半端ない。
「ガイドは付けない、ナイアビンギ教会のミサだけが見たいから、場所だけ教えてくれ」
と言っても全く聞き入れず「ガイドを付けないと入れない」などと言われて埒が明かない。
何人ものブロガーが「ラスタ村は行かない方が良い」「怖い」「治安が悪い」「人がうざい」と書いていたけど、
この時ばかりは本当にそう思った!あ~1人で来なきゃ良かったって。(結果的には楽しめたんだけど)
結局一番値段の下がった奴に30ブル(165円)で「BLACK LION MUSEUM」と「ナイアビンギ教会」のみガイドをお願いする事になった。
さらに「BLACK LION MUSEUM」はガイド料と別で20ブル(110円)支払った。言い値は100ブル位だった気がする。
まずミュージアムの中に入るが、人は誰もいなくて「は?どこがミュージアムなの?」という感じ。
さらに、入場料を支払う際、写真を撮っても良いと言っていたのに、写真を撮ろうとする度にガイドが「10ブルだ」とか言って来る。
話が違う!と言って次の1枚は撮ったけど、もう面倒臭くてこのあと写真を撮る気にはならなかった。
そしてガイドと「ナイアビンギ教会」に向かう。この赤い服の男がガイド。人相悪いでしょ?
始めのうちはずっと棒を持っていて、他のガイド達をその棒で叩いて追っ払ったりしていた。
一番危なそうな奴だったんだけど、ある意味ではこいつに金を払っておけば安全なのかな?と思ってこいつを選んだのもある。
ラスタ村は歩いているだけで「マリファナマリファナ」と声を掛けて来る奴が大勢いる。
そういう意味で”治安が悪い”と言っている人もたくさんいるだろう。
ここが「ナイアビンギ教会」
最後に地図を添付したけど、大通りにあるガソリンスタンドを曲がったところにある(Google mapには道がない)
これだけお金は払わなくて良いと書かれているのに「入場料は無料だけど寄付が必要だ!」とか言って来る。
入口を入って目の前にある注意書き。ここにも「ENTRANCE Free」の文字。割られてるけど。。。
入ってすぐ左手の小屋。
これはステージ?ボロボロで今は使われていなそう。
そしてここが「ミサ」が行われる場所だと言う。
けど誰もいない・・・。ガイドは今日は土曜日だからミサを行っていると言っていたけど。
こんな感じでラスタマン達が太鼓を叩いたりしながら踊るんだろうなー。
火を灯す土台のようなものがあって、絶対楽しそう!!
アディスアベバで知り合った「タカノヤマ夫妻」の情報によると、彼らはここを3日前に訪れて、ここにいたラスタマンが今週土曜日は「ミサ」を行うよ!っと言っていたらしい。
その情報を得ていたので間違いない!っと思ってここに来たんだけど。
ガイドの言う事はあてにならないので、ここにいる人と話に行った。
しかしこの小屋の中で何やらミーティング中との事で、1人だけ小屋を出て来てくれた。
彼こそ本物のラスタマンという感じだった。髪の毛は切っているようだけど・・。
けど外にいる輩とはまるで雰囲気が違って、話し方が穏やかで好印象。
しかし彼の話では、今日はミサはやらないとの事。来週土曜日に「多分やる」と言っていた。
毎週土曜日にやっていたのは昔の話で、今は不定期開催との事。残念。
このミサを見たくてシャシャマネに行く人は注意してください。
シャシャマネにいる人に当日聞いても間違った返答をしていたので、正直”現地に行くまで分からない”という感じです。
「見れたら運がいいな」くらいのつもりで行く事をお奨めします☆
ラスタ村へのアクセス
最後にシャシャマネのホテルやラスタ村の地図を添付します。
赤・・・リフトバレーホテル
黄・・・ハイレホテル
青・・・バカラモアホテル
緑・・・バスターミナル(ソド経由アルバミンチ行き)
黒・・・BLACK LION MUSEUM
赤・・・ナイアビンギ教会
赤枠・・・ラスタ村
白線・・・Google mapにのっていない道
次の記事もラスタ村です。ラスタ村の魅力は路地にあり!可愛い子供達がたくさん登場します!お楽しみに☆
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