13Feb
エチオピア最後の街「コンソ」で奇跡的に日本人バックパッカーと会い、計4人でケニアとの国境の街「モヤレ」に移動した。モヤレに着いてすぐに翌朝4時出発のナイロビ行きのバスのチケットを予約し、モヤレの安宿に1泊する事となった。
午前3時30分、宿を出てバスに向かう。バスまでは徒歩1分、バスに乗り込むと予定通りのちょうど4時頃バスは出発した。
前回の記事についてはこちら↓
[browser-shot url=”https://daiki55.com/moyale1/” width=”200″ height=”150″ alt=”モヤレ|地球の歩き方から消された街【越えてはいけない国境】” target=”_blank”]モヤレ|地球の歩き方から消された街【越えてはいけない国境】[/browser-shot]
目次
世界一危険で過酷な移動として有名なモヤレ-ナイロビ間
このモヤレからナイロビにかけての移動はバックパッカーの間で世界一危険で過酷な移動として有名だ。
危険と言うのは、たびたびバスやトラックを狙った武装強盗が出るんだって・・・。それは危険過ぎるね、、確かに、って話。
それで過酷というのは、今でこそ走っている公共のバスだが、何年か前までは公共のバスすらなく家畜を運ぶトラックをヒッチハイクしてナイロビに向かう方法しかなかったそうだ。しかも道路が全く整備されていなくてガタガタな道を30時間くらい走り続けるんだって・・・汗
しかも鉄パイプにしがみついた状態で・・・落ちたら家畜がクッションになってくれるみたいだけど。笑
僕は世界一過酷な移動なんてのは昔の話で現在はバスも出ているんだし、余裕だろうと考えていた。ソマリランドからジブチ、ジブチからエチオピアへの移動が超過酷だったので、それは超えないだろうな、と考えていた。
しかし、悪い意味で期待は裏切られた。出発して5秒で「え?!まじで!!」っていう半端ない縦揺れを観測。予想マグニチュードは「8.0」
そこから最初の2~3時間が信じられないほど縦揺れが激しくて天井に4回頭をぶつけた。誰かがブログで「脳シントウが起きる」「首の骨が折れる」「腰の骨が折れる」なんて書いていたけど満更でもない。これにお年寄りが乗っていたら間違いなく死亡すると思う。
そんな「殺人バス」も最初の3時間位を超えてしまえばあとはだいぶ道路がマシになる。これからこのバスに乗ろうと言う人は最初の3時間は覚悟しておいてください。。
殺人バスを快適に乗る方法
で、少しでもこの殺人バスを快適に過ごすコツとしては、とにかく席を前方に確保する事!
この時代のバスは、乗り心地は最悪だがより多くの荷重に耐え低コストで生産可能な「板バネ式のサスペンション」が、後ろのサスペンション”のみ”使われているのだ。前方のサスペンションはこれに比べて乗り心地の良いサスペンションが使われている。なので前方の席と後方の席とでは乗り心地に天と地の差がある。
日本の路線バスや観光バスのように、乗り心地最高レベルの「エアサスペンション」が前後に使われてると思ったら大間違いなのである。これはアフリカ大陸全般に言える事なので、とにかくバスやバンに乗る時は前方!っと覚えておいた方が良い。
そして、これは僕らが乗った「モヤレスター社」のバスに限られるかもしれないけど、頭を天井にぶつけたくなかったら窓側ではなくて通路側に座るべし!窓側の天井は荷物を収納するスペースを設ける為に天井が低くなっている為だ。
この2点に注意してあとはじっと16時間耐えるのみ!朝4時に出発したバスは夜8時にはナイロビに到着する☆
ちなみに僕の席は後部タイヤの真上の窓側ね。汗
恐怖のナイロビ夜間到着!!汗
恐れていた事態が起こった。それは凶悪都市ナイロビに夜間到着する事。それだけはどうしても避けたかったが、夜の8時にナイロビに到着してしまったのだ。
僕ら4人は夜間に到着した場合、バスターミナル内で一夜を過ごし翌朝になってから宿を探そうと計画していた。どうやらバスターミナルには鉄格子で覆われた安全を確保できる場所があるらしいのだ。
がしかーーーーし!!!!
バスの終点は人混みでごった返す街なかの路上だったのだ。。。
ヤバいぞ!ヤバい!なんだこのヤバい雰囲気!!!鉄格子が欲しい~!!鉄格子~!!!
僕が初めて海外に1人で行ったのは24歳位の時、タイのバンコクだった。当時、空港を英語で「エアポート」という事さえ分からない英語力だったあの時の緊張感と不安は今でも覚えているが、その時と全く同じような、不安を感じていた。4人の口数の少なさから、それぞれが皆、とても不安な状態である事を悟る事が出来た。
なぜこんなにもナイロビに恐怖を感じているのか?それは諸先輩バックパッカーの情報を聞いている為かもしれない。
「到着したらいきなりバックパックごと引きずられて荷物を全部奪われた」
「鉄パイプで脅されて荷物を強奪された」
「日本人が良く泊まる宿へ2013年に2回も武装強盗が入っている」
などなど、直接聞いた話もあればブログで集めた情報まで同様の話が腐るほどあるのだ。
が、それ以上に僕らを不安にさせているのは他でもない「地球の歩き方」の情報かもしれない。
地球の歩き方に書かれているナイロビの情報が怖過ぎる!!
見出しに書いた通り、地球の歩き方を読んだら、誰もがナイロビには近付きたくないと思うだろう。
どんな事が書かれているか、全て抜粋しようと思ったら「ロケットニュース」がまとめてくれた記事があったのでそこから抜粋した。
さっそく紹介していきます↓
「歩き方」は大げさに書いているとたかをくくっていて被害に遭わないでほしい。また、危険と書いてない所でも突然事件が起きることもあるので、常に警戒をゆるめないでほしい。
→おっと、完全に図星。確かにたかをくくっていたかもしれないが、こんな事を書かれたら警戒心をゆるめる訳が無い。
車の中にマリファナを投げ入れられ、賄賂を要求される手口も増えているので、そういったたぐいのものには手を触れないこと。いったん手を触れると、指紋チェックで有罪という厳しさである。
→えええ~!!車の中に何かを投げ入れられてもそれを触るなって?!手榴弾だったら終わりやんけ~汗
ナイロビの公園:ナイロビ市内の公園には決して立ち入ってはいけない。(中略)今まで何十人もの外国人旅行者がどこからともなく現れた集団強盗に襲われているためだ。
→はい、分かりました。絶対にナイロビの公園には近付きません!!
シティ・マーケット:マーケット内でもスリ、カッパライに気をつけること。また、写真を撮らない方が安全。
→かしこまりました。カメラなんて持たず、撮らず、撮らされず?の非カメラ三原則を徹底します!
ナイロビ銀座:もしこのあたりを訪れるのなら単独ではなく、必ず複数、しかも現地の人といっしょに行ってほしい。カバンやバッグ、肩からさげたカメラなど何も持たずに行き、16:00までには現地からはタクシーを使って離れること。
→承知致しました。門限16時!それまでには必ず宿に帰ります!!
ダウンタウン:ダウンタウンには生活の手段をもたない人も出没するため、いつ、どこで強盗、殺人事件が起こっても、まったく不思議ではない非常に危険な地帯だ。特に旅行者も在留邦人も絶対行ってはいけない。
→えええ~!!!僕らが泊まろうとしているのは、そのダウンタウンの中心にあるんですが・・・・。汗
ナイロビの歩き方:本来なら、町をいろいろ紹介し、歩いてもらいたいのだが、ナイロビの治安は悪化しているため、タウン中心部以外は昼間でも決して歩かないでほしい。
→はい、もう言われた通りにします!!僕の趣味は昼寝する事です。
ナイロビのタクシーの選び方:なるべく新しい車種のタクシーに乗ることをすすめる。特に、無線タクシーならカージャックにも遭遇しにくいだろう。
→もう泣いていいですか??
バルーン・サファリ(気球):バルーン・サファリは観光客に人気が高いが、着地の事故も多い。(中略)事実、事故で亡くなったり下半身不随になった人もいる。
→はい、トルコで乗ったので、もう絶対に乗りません!!
バルーン・サファリ(気球):時には風に流されタンザニア側に行ってしまうので、パスポートを持っていくと安心。
→歩き方さん?ギャグですか??全然安心できないでしょ!!
マサイ・マラ国立保護区:強盗団が出現し、日本人観光客が指を切られたことがあった(2005年)ので、車1台だけの少人数で行動することは避け、何台かの大人数で行動すること。
→てかナイロビ行くのやめるか・・
マサイ・マラ国立保護区:ゾウに限らず、ライオンやクロサイ、バッファローなどにもいえることだが、治安限界の範囲内に踏み込んだ場合は、攻撃してくることもある。(中略)サイ、バッファローは本物の攻撃をしてくる。
→本物の攻撃って・・・泣。それは死を意味するのですか?
鉄道事故について:1971年12月には、列車とゾウが正面衝突し、運休した。
→ちょ、40年も昔の話を出すんじゃないよ!!
ケニア危険情報:マンデラ市にある NGO のメンバーがソマリアからのゲリラに誘拐された。
→ナイロビ世界一恐ろしい都市、これ決定。
上記全てロケットニュースのこちらの記事から抜粋しました。
[browser-shot url=”http://rocketnews24.com/2013/10/29/382882/” width=”200″ height=”150″ alt=”海外旅行ガイドブック『地球の歩き方』東アフリカ編の注意喚起っぷりがスゴい” target=”_blank”]海外旅行ガイドブック『地球の歩き方』東アフリカ編の注意喚起っぷりがスゴい[/browser-shot]
どうですか?!こんな予備知識を事前に詰め込まれたらそりゃーもうガクガクブルブルになるでしょ?!
怖くて怖くてたまらない訳ですよ、これからナイロビに向かおうとする僕らは。
僕らがバスに乗った日、恐怖の事件が起こっていた。
ナイロビに到着してからの話をする前に、僕らがどれだけナイロビに恐怖を感じていたかを知ってもらう為、1つの事件を紹介します。
これは僕らがナイロビに着いた翌日に、一緒に歩いていた「たかし君」がケニア人に「どこから来たの?」と聞かれて「エチオピアからバスで来たよ!」と言ったら「は?!いつだ?!」って話になって「昨日だ!」って答えたら、な、ん、と・・・・
僕らがバスに乗っていた11月22日に同じくナイロビに向かっていたバスがテロリストに襲撃されてバスの乗員28人が殺害されたんだって・・・。
僕らが乗って来たエチオピア国境ではなく、ソマリア国境付近での出来事みたいだけど、同じ日に同じナイロビに向かうバスという事でかなりの恐怖を覚えた。しかもその事件の事が載った新聞をたかし君が手に入れて来て見てしまったもんだから・・汗
詳しくは下記を読んでください。
(CNN) ケニア当局によると、ケニアのソマリア国境付近で22日早朝、武装グループがバスを襲撃し、乗客少なくとも28人を殺害した。アルカイダ系武装組織「アルシャバーブ」が犯行声明を出した。
地元警察幹部がケニア紙に語ったところによると、バスは乗客60人を乗せ、北東端の都市マンデラから首都ナイロビへ向けて出発。30キロ余り走ったところで武装グループの待ち伏せ攻撃を受けた。
グループは乗客らにイスラム教の聖典「コーラン」を暗唱させ、できなかった乗客にその場で銃弾を浴びせたという。
アルシャバーブは犯行声明で、警察が数日前に南東部モンバサのモスク(イスラム礼拝所)を攻撃したことに対する報復として、キリスト教徒を殺害したと述べた。警察は同市内のモスクから爆発物が発見されたとして複数のモスクを捜索し、イスラム教徒の若者らと衝突していた。
同国内務省によると、治安当局が犯行グループを追跡し、拠点への空爆を実施している。犠牲者の遺体はナイロビへ運ばれるという。
アルシャバーブはソマリアでの掃討作戦にケニア軍が参加したことに反発し、3年ほど前からケニアでのテロ攻撃を繰り返してきた。ナイロビで昨年起きたショッピングセンター襲撃事件では、70人近い死者が出た。
こんな話をナイロビに着いた翌日に聞いた訳ですよ・・しかもケニア軍はすぐに報復の軍事作戦を行ったみたいで、また報復の報復の報復の・・・テロが起きるんじゃないかって話があった。この記事の最後にも書かれている一昨年のショッピングセンター襲撃事件のように、それがナイロビで起こってもおかしくないだろうって話。
でね、ナイロビでは無かったんだけど実際に報復テロがまた起きてるんですよね。
ソマリアとの国境に近いケニア北東部マンデラ郊外で12月2日、武装集団が採石場を襲い、作業員ら少なくとも36人を殺害した。地元メディアなどが伝えた。
非イスラム教徒を選別して殺害しており、ソマリアのイスラム過激派アッシャバーブが犯行を認めた。
襲撃があったのは未明で、作業員らはテントで就寝中だった。武装集団は作業員らを1列に並ばせ、頭部を銃で撃ったり、首を切断したりして殺害したという。
アルシャバーブの広報官は「われわれはケニアの侵略からイスラム教徒の同胞を守るために必要なことは何でもする」と述べ、テロ攻撃を続けると警告した。マンデラ郊外では11月22日にもアルシャバーブの武装集団がバスを襲撃し、非イスラム教徒の乗客28人を射殺した。(共同)
この報復合戦はいったい、いつまで続くのか・・人間の愚かさを実感させる事件ですね。
乗ってはいけない白タクで、近寄っていはいけないダウンタウンへ
だいぶそれたけど、話を元に戻します。
「バスの終点は人混みでごった返す街中の路上だったのだ。。。ヤバいぞ!ヤバい!なんだこのヤバい雰囲気!!!~」
↑の続きからね。
とりあえずバスを降りた訳だけど、とんでもない人混みとタクシーの客引き。歩き方に書かれていた「新しい車種で無線タクシー」なんて選んでいる余裕はありません。一刻も早くタクシーに乗り込みたいのであります。
僕らが向かうのはダウンタウンにある「ニューケニアロッジ」という日本人バックパッカー御用達の宿だ。この名前を出したらほんんどの運転手は知っていた。その中で料金的に打倒と判断した兄ちゃんの車に言われるがまま乗せられ宿に向かう事に。
1人200シリング(246円)だったので4人で合計800シリング。車内は緊張感に包まれている。大の男が4人もいるのに誰も口を開かない・・・
本当に着くんだろうか・・?例のカージャックはなかろうか?武装強盗が現れないか??そんな不安をよそに30分弱走って宿の前に到着した。
良かった!!第一関門突破!!これでひとまず安心だ!!僕らは4人用ドミトリーにチェックインし荷物をおいて、宿のおっちゃんに近くのレストランまで案内してもらって夕食を済ませた。
宿に戻り約2週間振りのWi-Fiをゲットした僕だったが、過酷な移動に疲れ果て早めに就寝した。
「ニューケニアロッジ」か「ジャングルジャンクション」か?
ナイロビには日本人が集まる有名な安宿が2つある。前に書いた通り「昼間でさえ街を歩くな!」と書いている訳だから、少しでも日本人が集まる宿に行き、情報の収集や団体行動を心がけたいっと、みな考える事は同じでこの2つの宿に自然と集まってくるようだ。
その1つが今回僕が利用した「ニューケニアロッジ」だ。地球の歩き方で「近寄ってはいけない」と書かれているダウンタウンにこの宿はある。が、地図を見るとダウンタウンは街の中心地のタウンにも近く、立地条件がとても良いのだ。
数年前は宿のスタッフが客の荷物を盗む「盗難宿」として有名になってしまい、一時日本人が激減した。(現在は盗難とかの話を聞かない)
そして登場したのが「ジャングルジャンクション」という安宿。こちらはちょっと郊外にあり、タウンまでも遠く立地条件は悪い。が、治安の悪いダウンタウンに近寄りたくない人や、盗難宿なんて以ての外だ!という人はこちらを利用していた。
しかーーし、なんとこちらの宿、強盗さんの間で日本人が良く利用するという情報が広まってしまったのか、2013年に2度も武装強盗が入っているのです・・・汗
人気が少ない郊外にあるというのを逆手に取られてしまったようですね。そうして僕ら日本人は「スタッフに荷物を盗まれる宿」か「たまに強盗さんが押し寄せる宿」という究極の選択を迫られる事になったのです。笑
僕も直前まで悩んでいたけど、他の3人とも相談した結果、12月は皆お金が欲しい時期だから特に強盗などの犯罪が増加するという噂もあり、僕らは「ニューケニアロッジ」を選んだ。
ナイロビ、ダウンタウンの安宿「ニューケニアロッジ」
ここまで全く写真が無いのに読み進めてくれてありがとうございます。写真が無いのはその・・・ひどく過酷なバスの中も、ナイロビ到着後もカメラなんて出す余裕が無かったのです。汗
ここからはいつも通り写真を元に書いていきます☆
この青い「NOKIA」のペイントがあるビルが「ニューケニアロッジ」
1階に入っている商店を見ると全て鉄格子があるのが分かります。。汗
ちなみにこの写真は翌朝に日本人5人で出かける時に取りました。フォーメションを組んで、僕の周りをみんなに囲ってもらって撮影。笑
初めのうちはね、本当にそれくらい警戒してました。冗談とかじゃなくて、本気で。そこまでして撮影するのか?って思われるかもしれないけど、、、だって、ね、写真付きでブログ書きたいし。笑
で、こちらがレセプション&談話スペース。Wi-Fiが使えてコンセントがあって朝はチャイが無料で飲めるから自然と皆がここに集まる☆
トイレは洋式だし、シャワーも温水が出る。ナイロビは結構寒いので温水じゃないと寒い。
次は建物真ん中の吹き抜けスペース。ここにも洗濯干せるけど、屋上にも干せる場所あり☆
これは4人用ドミ。750シリング(923円)。談話室の隣にある3人用ドミはWi-Fi届くけど、奥にあるこの4人ドミは届かない。 あと、痛いのが全室コンセントがない。汗
僕はここでの滞在の後半、談話室の隣のドミに移ったので、そこでは談話室から延長コードを部屋まで伸ばして部屋で充電出来るようにしていた。ちなみに全部屋、外側から南京錠をかけてロックする感じなので、自前の南京錠で宿のスタッフが部屋に入るのを完全に防ぐ事も出来る。
こんな感じでここでWi-Fiしたりベチャクチャしゃべったり、ギター弾いたり☆2014年12月現在はジャングルジャンクションよりニューケニアロッジの方が人気みたいで、多い時は10人以上の日本人がいた。
宿の屋上からダウンタウンを見下ろしたところ。とにかく深夜まで騒がしい。
mission1:ナイロビを歩け!
さあ、日本人がたくさんいる事だし、勇気を持ちカメラを持って外出です。常に4人以上で行動してました。そしていつもなら貴重品が全て入っているサブバックを背負って街を歩くけど、それらは全て宿に置いて一眼レフのみ、安っぽい袋に入れて持ち歩いていました。
決して首から掛けるような事はしません。そんな事したら「どうぞ首を切ってくださいな」と言っているようなものです。笑
↑(笑)って付けたけど半分本気ね。汗
まず、ナイロビはビックリするほど大都会です。エチオピアの首都なんとかアベバはなんだったんでしょうか。街を歩けば高層ビル、信号機がしっかり作動し、道路に凸凹がありません。公用語はスワヒリ語と英語で街を歩く人に英語が通じます。
こちらはナイロビのメイン通り「ケニヤッタアベニュー」初代大統領の名前ですね。スーツを着た人が足早に街を歩いています。
これもケニヤッタアベニュー。こんなにテカテカした車は久しぶりに見ました。ベンツと言うそうです。
街にはイギリス統治時代の名残が至る所に残っています。
こちらはナイロビで一番大きなモスクで「ジャミアモスク」
ケニアはキリスト教徒が多いのですが、全人口の11%がイスラム教徒だそうです。
ケニアと言えば主食の「ウガリ」が有名です。ウガリって何?
面倒臭いのでWikipedia先生に説明を求めます。
ウガリは、穀物の粉を湯で練り上げたアフリカ伝統の食品である。ケニアなどアフリカ東部や南部で主食として広く食されている。
ウガリは、コーンミールやキャッサバの粉を湯で練って作る。水分を含ませる度合いによって団子状から粥状のものまでさまざまなバリエーションがある。
アフリカ東部では主食とされる食物であるウガリは、地域ごとに食べ方の違いがある。一般的には小さくボール状にまとめて肉や野菜のスープにつけて食べたり、硬く作ったウガリにスープをかけてスプーンやナイフとフォークで食べることもある。
味は「味のないおからのよう」と形容されるが、食べなれてくると穀物自体の味があるのがわかるようになるという。この点でもご飯に似ている。
要するに東アフリカ版のご飯みたいなやつ、ですね☆
mission2:ケンタッキーでケニア限定メニュー「ウガリボール」を食え!
そしてこのウガリを使ったメニューがカーネルおじちゃんおじさんで有名なケンタッキーにもあるそうなのです!!
それがこちら「ウガリボール」です。これ自体に味がある訳ではないけど、タレみたいのに付けて食べたら美味しかった☆写真に写っているこのセットで500シリング(615円)
mission3:ナイロビのシンボル「ナイロビヒルトン」へ行け!
ケンタッキーを出たとこの道から、ナイロビのシンボル「ナイロビヒルトン」が見えました。奥の円筒状の建物ですね☆
横浜に住んでいる人しか分からないと思うけど、全く同じ形をした新横浜プリンスホテルより遥かにしょぼいですw
けど、ヒルトン1階のカフェで高速Wi-Fiが無料で使えるのはありがたかった。コーヒー1杯400円位するけど。
で、このヒルトン1階のアーケードに土産物が超安い店が2店舗あります!! こことこの店の向かい。
ここ、すべて値札が付いていてボッタクリなし。しかもその値段がめちゃくちゃ安いのです。なので基本ディスカウントも出来ません。
あとの記事でも書くけど「マサイマーケット」や「マサイマラのツアー」の時にもたくさん土産物が売ってます。けどそこでは買いたい気持ちを抑えてこの土産物屋で買いましょう!!え?まじでこの値段で買えるの?!って言う値段が表示されてます☆
マサイマーケットやツアー中に立ち寄る土産物屋の何分の一、下手したら何十分の一の値段で買えるんじゃないかな。売っているものもほぼ同じです!日曜日は定休日なので気を付けてくださいね☆
mission4:ナイロビでUSドルを引き出せ!
ナイロビでは簡単にATMでUSドルが引き出せます。エチオピアではドルを作る為に航空券が必要だったりと、実質的にほぼ無理。なので北から下って来た人は一安心ですね。この先まだまだビザの取得でドルが必要になるし。
そのATMがあるのは、ナイロビヒルトンの目の前ににあるKENCOM HOUSE(ケンコンハウス)という建物に入ったKCBと言う銀行。写真に写っているこの入口から入って10番のATMのみ、1回100ドルまたは200ドルが降ろせます。100ドル札しか入ってないので、細かい単位を指定するとエラーになります。
10番とは書いたものの、超小さくマジックで「10」と書いてあるだけなので、警備員のおじさんに聞かないと分からないかも。
mission5:ナイロビを1人で行動せよ!
面白いご縁があって、ナイロビ在住20年以上という日本人のご夫婦と一緒に食事をする事になった。そのご夫婦とは一度も会った事がなくて、数日前から奥さんの「千穂さん」とメールのやり取りをしていたのみ。
待ち合わせ場所に指定されたのは千穂さんのご自宅がある「ウエストランド」という地域のショッピングモール。行き方も全く分からないし、1人で不安だしタクシーを利用してその場所に向かった。
待ち合わせの時間は18時。しかしどこにも日本人らしき人はいない。辺りはだんだん暗くなっていく。超不安。テロ事件の事で抜粋した記事に書いてあった”ナイロビで昨年起きたショッピングセンター襲撃事件では、70人近い死者が出た”ってやつ、待ち合わせ場所の目の前にあるショッピングセンターなんだよね・・。今は営業していなかったけど。
僕が電話を持っていれば問題なかったんだけど、メールのみだったせいでうまく伝わっていなくてついに19時になった。これはヤバいぞ、と思い、通行人に電話を借りて予め教えてもらっていた携帯電話に電話をした。
そして19時半頃、車でお迎えが来たのだ☆この辺りは高級住宅街のようで、治安の悪いダウンタウンとは全く別世界、全く怖い思いをしないですんだ☆
お迎えに来てくれた車には千穂さんの他、日本から遊びに来ている千穂さんの友人の竹岡夫妻も乗っていた。で、ゴルフ帰りで疲れているようで、外食ではなくて自宅で食べよう!という事になり千穂さんのご自宅へ。
で、このご自宅がまた・・何やら大きな門の前に車を止めて「プップッ」とホーンを鳴らすと門を開ける人が門を開けてくれるのです。あの、映画で良く見るやつですね。で敷地内に入るとこれがまた広い!!バスも楽チンで止められる広さ!
で、自宅内にはお手伝いさんがいて、めちゃめちゃ広いリビングにキッチン!そして庭!!僕、32年生きて来て、こんな広い家に足を踏み入れたのは初めてです。
で、千穂さんがいきなりウェルカムビールを出してくれて乾杯☆そしてなんと!つまみに「柿の種」!!僕の大好物☆
や、本当は柿の種や家の中の写真も撮りたかったですけどね、いきなりそんなパシャパシャ写真撮れないのでここは空気ってやつを読みました☆
で、千穂さんの旦那さん「仁志さん」が仕事から帰って来て、千穂さん夫妻と仁志さんのお父さんと竹岡夫妻、計6人で千穂さんお手製の料理を頂いたのです☆
しかも、それがまた僕の大好物「カオマンガイ」!!タイ料理ですね。これがまためっちゃ美味くて!!スープとかも最高!!皆さんお酒が大好きなようでワインまで出て来て、結局深夜まで飲んでワインボトル何本空けたんでしょうね笑。疲れてるって言ってたのに笑。
当初は食事だけって予定だったんだけど、千穂さん夫妻が泊まって言っていいよ~!なんて言ってくれてお言葉に甘えさせて頂きました☆しかもジェット噴射で(日本で言うところの普通のシャワー)高温のお湯が出て来るシャワーまで貸していただいて☆
本当に楽しい楽しい一夜となったのです☆
左から運転手さん?門を開ける人?のケニア人、久慈さん、お手伝いさんのメリーさん、千穂さん、仁志さんのお父さん、仁志さん。手前左から眞美さん、そして僕。
翌朝みなさんはどこかの湖でキャンプ?BBQ?をするそうで、大量のお酒と食材を車に積み込んで出発しました。 僕も誘って頂いて、本当は行きたかったけど・・ちょいと約束があって行く事が出来なかった。残念。僕は途中のバス停で降ろしてもらいそこからダウンタウンまでバスに乗る事に☆
まるで「初めてのお遣い」のようなドキドキがありました。ただ1人でバスに乗るだけなのにね。汗
これは千穂さんや眞美さんに頂いた日本のインスタント食品!もうお宝をゲットしような気分!!どれも最高に美味かった~!!
千穂さんに仁志さんにお父さん、そして眞美さんに久慈さん、本当にありがとうございましたm(_ _)m
mission6:ダウンタウンのCLUBに行け!
僕は結局ナイロビに12日間もいた訳なんだけど、さすがに後半は慣れてくる訳で。この慣れが危ないとは思うんだけど、ダウンタウンにあるCLUBが気になってたんです。実は。行きたいな~って。
で、みんなで歩いている時にCLUB行ってみない?って話をしてみたら、みんなOK☆で、日本人5人で行く事になったのです。
ダウンタウンの夜は慣れてもおっかないです。ケニア人ですら夜は1人でダウンタウンを歩いたりしないそうです。汗
道路までガンガンにレゲエが流れているCLUBを選び突入!!荷物は小額紙幣とiPhoneのみです。iPhoneを持って行くのは不安だったけど(カイロで強盗にiPhoneを盗られたので)、やっぱり写真に残したい!という気持ちの方が強くて持って行った☆
日曜日だった為か、客は誰もいなくて音楽だけがガンガン!!CLUBというよりBARって感じに近いかな。
一緒に行ったのは左から「姉さん」「先生」「えびちゃん」(ほぼ見えないけど)「みつる君」
「姉さん」はタンザニアでビジネスをやりに来た!と言う強者発言があった事もあり、男性陣の間では当初「アフリカ姉さん」と呼んでいた。笑
が、意外と普通の女性だった事が分かりアフリカの部分は削られ「姉さん」になった。姉さんと言っても僕より年下だけどね☆
「先生」はマサイマラとナクル湖のサファリで偶然同じ車になった外資系企業に務める優等生。動物に詳しく、サファリでは色々と教えてもらった☆
「えびちゃん」は、写ってないからいいか。
「みつる君」は旅歴が長くインターネットラジオを配信していたり、幅広い知識を持った知識人。このあと、別れてはまた会って、別れてはまた会ってで結局1ヶ月以上の付き合いとなる☆今後の記事でもちょこちょこ出て来る予定。
この5人でまったりと飲んでいたんだけど、せっかく久しぶりのCLUBに来た訳だし、飲んで酔って盛り上がらんといかん訳です!という事で酒好きでCLUBも好きな僕は先生とウイスキーのミニボトルを注文し飲み始めました☆
1本空いて、さらにもう1本☆
あれ、なんだか大変な事になってきたぞ!!笑
ちなみに左が「えびちゃん」で右が「先生」
ちょ!!おいおい!!先生どうなっちまった!!笑
しかもえびちゃんもえびちゃんで嫌がらないし!なるほど、さてはこいつら・・・。
しかし先生の暴走はこんなもんでは止まらない。ついに「姉さん」にまで!笑
なんだかね、ダウンタウンにいる事なんてすっかり忘れて楽しんでました。笑
という事で今回はここまで!ナイロビは全然怖いところじゃありませんでした☆
とはいえ宿の近くで2回だけ銃声聞いたけどね。汗
しかもえびちゃんは撃っている瞬間を目撃してるけどね。汗
ま、僕らに何も無かったからこう言えるだけなんでしょうけど。治安が安定していない事は確かなので気は抜かずに行動しましょう!最後まで読んで頂きありがとうございました。
最後にナイロビの地図を添付しておきます☆
赤枠・・・ダウンタウン(治安悪い)
青枠・・・タウン(治安良い)
黒・・・モヤレスター終着場所
赤・・・ニューケニアロッジ
青・・・ナイロビヒルトン
黄・・・ケンコンハウス
緑・・・ケンタッキー
次回のミッションは1、テントを買いに行け! 2、国際学生証を作れ! 3、マサイマーケットに行け!の予定です。お楽しみに~☆
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コメント
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2018年 12月 09日
はじめまして。
いつもブログを参考にさせてもらっています。
一つ質問なのですが、
ニューケニアロッジは予約はできるのでしょうか?
予約せずに空港からタクシーで向かって、
「今日は満室で泊まれません。」と言われたら、危険なダウンタウンということなので、どうしようもありません。。
daikiさんは予約なしでいかれましたか?
いるかさん
はじめまして、コメントありがとうございます。
私は予約せずに行きましたよ!確かに空いていなかったら嫌ですね・・・
でもほとんどの方が予約なしで行っていると思うので満室の可能性は低い気もしますが。
ご心配であれば連絡先を調べて連絡をすれば、予約も対応してくれると思いますよ!
興味はあるけど危険過ぎます。
常に怯えながらの観光は神経衰弱ゲームみたいなものでしょうね。