20Jan
トラブルが続きながらもなんとか「ジンカ」に戻って来た僕ら。翌朝、僕らは「アルバミンチ」行きのバスに乗る為にバスターミナルへ。結局乗る事になったのはミニバス(ハイエースを改造したもの)。満員になるまで2時間位待ち、ようやくアルバミンチへ向けて出発した。
目次
4日間一緒に過ごした日本人との別れ
ジンカを出発したミニバスは約3時間でコンソに到着。トゥルミからここまで一緒に過ごして来た彼らとはここでお別れだ。彼らはアルバミンチへ戻り、さらに今日中にアディスアベバまで戻るらしい。そしてそのあと、ダナキル砂漠のツアーに参加する予定で、すでに予約済みとか。なんて計画的犯行。僕には出来ない。
そんな僕はここから「ケニア」との国境の街「モヤレ」へと向かい、国境を越えたら世界屈指の凶悪都市「ナイロビ」を目指すのだ。
ここまで乗って来たミニバスは、コンソで全員が下車しランチタイムだった為、最後にみんなでランチをとる事が出来た。
この旅に出て初めて4日間という長い時間を日本人同士の団体で行動を共にして来た。「カイロ」や「アディスアベバ」で会った日本人達とご飯に行ったりお酒を飲みに行ったりはしていたが、4日間行動を共にするというのは初めてだ。
この4日間とても楽しかった。毎晩毎晩「俺、こんなに笑ったのいつ振りだろう?!」なんてみんなに話していた。人数が集まったところでこれだけ楽しめるメンバーというのも稀だろうと思う。
中でもこのブログで散々罵って来た「ひとし」と「まさと」の大馬鹿コンビは最強に楽しかった。この濃過ぎる男2人を中和するように「あさみちゃん」がいて、隠し味に「ひろよさん」がいる。そしてそこに突然現れた「万能調味料」の俺が、彼らとの時間をより楽しい方向へ導いていたに違いない(笑)
しかしこれでお別れだ。もう会う事はないだろう。ミニバスから1人だけ降りる俺。寂しさに耐えきれず涙を流すみんなを見送った。最後に精一杯の笑顔を見せてくれてありがとう。
これでようやく俺の写真に邪魔者が入らないようになる。
けど、、なんか寂しいぜ。突然1人にされるのは。
チクショウ、、、どんだけ楽しかったんだよこの4日間、、、
けど俺は旅人だ!1人で旅を続けるぜ!みんな、、、ありがとうな!!!!
「コンソ」の中心地となる交差点・・なんだよ、今の俺の気持ちのようにどんよりだ。
コンソで良い安宿を発見
さて、1人なったところでまずはバスステーションへ。そこでケニアとの国境の街「モヤレ」行きのバスの時間を調べる。僕は完全に今日そのバスに乗れるもんだと思っていた。しかし、モヤレ行きは毎朝6時出発の1本のみだと言う。それなら途中にある「ヤベロ」という街まで行くバスに乗りたい!と言うが、それはモヤレ行きと同じバスだと。
予定外にもここ「コンソ」で1泊する事となった。コンソは軽く歩いた感じどの宿も汚そうだ。けど暇だし念入りに探してみようと思い辿り着いたのがココ。「FARO Family Pension(ファロファミリーペンション)」
外観はイマイチだけど入口をくぐった瞬間、あ!ここ当たりかも!という直感が頭を過る。
スタッフの感じも良く、部屋もとてもクリーン☆明るくて電気も来ている!
トイレは共同だが、シャワーは部屋に付いていた。水は出なかったけど。。
共同トイレはちょっと汚かったけど、洗濯用のたらいも貸してくれたし、干す場所も確保されている。ここで数日分の溜まった衣類を全て洗濯☆
1泊120ブル(660円)、場所はバスステーションからさらにモヤレ方面(街の中心と反対)へ歩いて行くと数分で右側に看板が見えて来る。小さな街なので誰かに聞いてもすぐに分かるはずだ。
洗濯後は宿の隣のコーヒー屋でコーヒー。ちゃんと乳香も焚いてくれて良い香りと共にコーヒーが飲める☆ このコーヒーに対してのこだわりはエチオピアの好きなとこ。ただ、南部のコーヒーは酸味が強くてやっぱり好きになれない。
コンソで日本人再び集結!!
コーヒーを飲んで宿に帰ると、アレ!!日本人だ!!なんとまた日本人と会ってしまった!!彼の名前は「まさ君」そしてその後さらに日本人が1人この宿にやって来たのだ。その彼は「たかし君」そしてその後、さらにもう1人!彼は「ひろはる君」
どうやら以前ここに訪れたバックパッカーがブログでこの宿を紹介したようで、それで偶然ここに日本人が集まったみたい。ブログってすごいな~、と実感。僕も頑張って役立つ記事を書かないとね!!
この出会いもまた、最高に嬉しかった。賑やかな日本人と別れたばかりだったから、というのもあるけど、それ以上の理由がある。
それはこれから向かう「モヤレ」というケニアとの国境の街~ナイロビに至るまで、とても治安が悪いのだ。
僕がデータで持っている地球の歩き方2010年版にはこう書かれている。
「ケニア側の治安情勢が非常に不安定のため、絶対に国境は越えないでください」
・・・国境は越えないでください。。。
しかし僕は越える予定だ。越えてナイロビまで行く予定だ。
さらに、地球の歩き方2011年版でモヤレを探すと・・・
モヤレモヤレ・・・アレ・・・?モヤレ・・・モヤ・・・・ない!!モヤレがない!!
モヤレのケニア側では数年前に多数の観光客が殺害されている。さらにはナイロビまでの道には度々「武装集団」が現れ、バスに乗っている乗客を襲うのだ。
そのため出版社が意図的にモヤレのページを削除したのだろう・・。
そんなルートを1人で向かおうとしていたのだ。先ほど別れたばかりの腰抜けバックパッカー達は、この危険なルートを避ける為にアディスアベバからナイロビまで飛行機で行く予定らしく、すでに航空券も予約済みとか。
いやいや、腰抜けなんて言ってられない、それが正解なのかもしれない。僕は1人で行く事に対してこの旅で一番の不安を覚えていたのだ。
それがまさかの逆転満塁ホームラン!!ここで出会った日本人4人で一緒にナイロビに向かう事になったのだ!!これは心強い!嬉し過ぎるぜ~!!
この出会いに乾杯だ~!!
これは「シュケルトュブス」と言う骨付き羊肉の炭焼き!with雑巾。間違えた、インジェラ!
これ最高に美味いんだよね~!出会ったばかりのバックパッカーとは話のネタも尽きないし、ビールも進んで4本も飲んでしまった☆
コンソ族が集まる木曜マーケット
話の順序が逆転してしまったが、ちょうどこの日は木曜日で「コンソ」のマーケット開催日だった。そこにはまだ見た事のない「コンソ族」が集まるという事で行って来た。宿から歩いて10分もかからない広場で開催されている。
人に場所を聞いたら親切にあっちだよ~と教えてくれた。
おおお、なんか見慣れない格好をした女性が歩いてる!!
そう、コンソ族の特徴はこの”2段になったフレアスカート”なのだ!
裾の部分は、エチオピアの国旗の色であるラスタカラーを用いたものが多かった。
そしてもう1つ特徴と言えば頭に巻いたバンダナ!
若い人もお年寄りもこの格好をしている人が圧倒的多数!
中には花柄のスカートを履いた人もいるけど、やっぱりフレアスカートに変わりはない。
こちらの女性達はみな花柄スカート。そしてなぜか上はサッカーのユニフォーム・・笑
この格好、なかなか可愛いよね☆
すぐ近くの村ではあの奇抜な格好をしたバンナ族やハマル族、ムルシ族などがいるというのに、この差はなんなんでしょうね。
それにしてもこのコンソのマーケット、なかなか大規模なマーケットです。今まで一番大規模だったカイアファールより大規模かも。
特別に奇抜な格好をした民族が来ている訳ではないので、面白さという面はカイアファールに譲るけど。
カイアファールやアルバのマーケットは、アニマルマーケットが別の場所にあったけどここは一緒。ヤギや・・・
牛などがが同じマーケットで売られている。
こちらは廃棄するタイヤ、チューブから作ったサンダル!!これぞまさにリサイクルだよね!!素晴らしい!!
このマーケットで売られているもので一番多かったのは穀物類っていうイメージ。
1つ1つなんだかは分からないけど、風呂敷を広げてたくさんの人が売っていた。
買って行く人は、麻の袋にパンパンに詰め込んでロープで背中に固定して持ち帰る。
以上がコンソ族でした☆
2014年11月9日アルバミンチから始まり11月20日まで12日間に及んだエチオピア南部の少数民族巡り!これで終わりとなります。民族巡りに関しては現在「まとめ記事」を作成中です。
南部地域はgoogle mapやMAPS.MEなどの地図アプリでも載っていない道や地名が多い他、その地図と合わせてマーケット開催日、集まる民族、民族の特徴などを上手くまとめているブログも見つかりませんでした。なので事前の情報収集がともて大事。しかしエチオピアのネット環境は最悪。てことでなかなか難易度が高いんですね。
なので僕が作ります!これだけブックマークしときゃ大丈夫だ!って言う民族巡りの「まとめ記事」!!
エチオピアに行く予定の無い人にとっては全く興味のないものかもしれないけど、これからエチオピアを周る人が検索して見てくれた時に役立てばな~、という感じです☆
サモサ、パイ2つ 12
ミニバス(ジンカ→コンソ) 200←色々事情があって多めに払ってます。実際はもっと安いです。
トュブス、パン、コーラ 43
FARO Family Pension 120
ミリンダ 18
シュケルトュブス、インジェラ、ビール4本 107
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