7Jun
2015年2月11日、マラウィの首都リロングウェから、マラウィ1の観光地「ケープマクレア」へ向かう。
また、ケープマクレアの周辺は世界自然遺産にも登録されている。
目次
リロングウェからケープマクレアへ
移動については引き続きこの地図を参照。
リロングウェの長距離バスステーション(場所は前回記事を参照)からモンキーベイ行きに乗る。
この長距離バスステーションで偽物コーラを買ってしまったので注意!
バスの出発を車内(ハイエース)の中で待っていると、物売りが来て500mlサイズの冷えたペットボトルコーラを手にしていたので、それを購入した。というのも、マラウィに入ってから500mlサイズのペットボトルコーラは一切売られていなくて、いつも小瓶を購入していたのでペットボトルが欲しかった。
飲んでみると、一切炭酸の無い、甘い甘いコーラだった!
考えてみればキャップを開ける時、一応ガリッという感覚はあるがそれが弱かった気がしたんだよね。
多分、飲み残しのコーラをかき集めてペットボトルに詰めたんだろうね。。
話は戻り、ミニバスはモザンビーク国境ギリギリのところを通り、約4時間後にモンキーベイへ到着。モンキーベイからケープマクレアまではトラックに乗って行くんだけど、これがまた全然客が集まらなくて結局2時間待ち。という事で計7時間でケープマクレアに到着しました。
ケープマクレアで最安のマランベキャンプ
ケープマクレアは湖沿いにたくさんの宿がある。高級なロッジから安いロッジまで様々。その中でもおそらく最安なのがここ「マランベキャンプ」
砂浜にテントを張る事もできるが、僕はドミトリーを利用。ドミトリーでも2200クワチャ(550円)で泊まれる。しかも客がいなくて貸切。
バス、トイレは共同で特に問題なし。
有料でキッチンを使う事も出来る。基本的にはスタッフがレストランのご飯をここで作ってる。
レストランからは湖が見えて開放的☆WiFiが使えたら最高だったんだけど。
マラウィ湖は海のように広い☆
マランベキャンプ以外で良さそうだったのはファットモンキーロッジ(最安10$)とゲッコーロッジ(最安15$)。マランベキャンプよりも施設が充実しているがやはりちょっと高かった。場所は湖沿いを歩いていればすぐに見つかります。(google mapに記載あり)
ファットモンキーロッジでは前回の記事で紹介したスカイバンドWiFi(有料)が飛んでいたので、チーズバーガーを食べながらまったりしました。ちなみにこれで625円。宿代を超えました。汗
マラウィ湖の周りを歩いてみる
宿の目の前の湖。思ったよりも透明度があって湖としては綺麗な方。
でもマラウィ湖は完全に庶民の生活の場。
洗濯をしている人もいれば
米を研ぐ人もあり。
ここはガンジス川!って思った。
フライパンや食器は、とりあえず洗い場に置いておいて!
じゃなくてとりあえず湖に沈めておいて!笑
と、その横で魚を獲る人もいれば
・・・体を洗う人もあり。
「よっ!」じゃねーよ!笑
サップに乗ってる人とかもいたな。
なんて言うか・・何でもありの湖なんだなってのが分かったかと思います。
宿からどんどん奥の方に歩いていくと、人も少なくなり水はさらに透明度を増してきます☆
ゴミとかも落ちていなくて本当に綺麗。
でもね、マラウィ湖には住血吸虫※がいるんですよ!
※次の見出しで詳しく書いてます
湖沿いから少し内陸に入ると、庶民の暮らしを感じる事ができ、山羊がメーメー泣いていて、観光地である事を忘れさせてくれます。
動画でもどうぞ↓
住血吸虫とは?
住血吸虫とはつまり寄生虫の一種です。で、感染すると住血吸虫症となります。
住血吸虫症は、成虫が静脈内に寄生することで生じる疾患である。尿路住血吸虫症に属するビルハルツ住血吸虫症、腸管住血吸虫症に属するマンソン住血吸虫症、日本住血吸虫症、メコン住血吸虫症、およびインターカラーツム住血吸虫症の5種類に分けられ、ヒトが河、湖、沼などの淡水に入って感染する。
抜粋:感染症情報センター
で、ここマラウィ湖で危険性が高いのは一番最初の尿路住血吸虫症に属するビルハルツ住血吸虫症。
ではビルハルツ住血吸虫症に感染するとどうなるのか?
ビルハルツ住血吸虫症の急性期には頻尿、血尿が見られる。慢性期に入って膀胱壁の線維化が進行すると、膀胱への尿管開口部が狭窄を来たし、尿管閉塞から水腎症、腎盂腎炎、腎不全にも進展する。また膀胱壁の虫卵が石灰化し、X線検査で明らかとなる。本疾患により、膀胱癌の発生は30倍に高まると言われている。他に男性では精巣に病変を生じ、精液に血液を混じることもある。女性では外陰部、膣、子宮頚部、卵管などに病変を生ずることがある。
抜粋:感染症情報センター
う~、なんだか恐ろしそうですね。
でも、いったいどうやって感染するの?水を飲み込むと?
違うんです。もっと恐ろしいのです。
皮膚を貫通して体内に侵入します!
ギョエーーーッ!!!
皮膚を、貫通!!
まじコエー住血吸虫!!
で、その他に調べたら出てきた事を箇条書きで紹介します。
・日本は世界で唯一住血吸虫症を撲滅した国
・青年海外協力隊(JICA)の隊員はマラウィ湖に入る事は禁止されている
・以前までロンリープラネットに「マラウイ湖では住血吸虫症にはかからない」と間違って記載されていた
おいおい!だから今だに悠々とマラウィ湖を泳ぐ欧米人が後を絶たないんじゃないのかい?!
こわ!ガイドブックに記載されてたら信じちゃうよね!
でね、もう一つ、今から一番大事な事を言います。
きちんと調べた結果です。
良く聞いてください。
・ヒトからヒトへは感染しない
いいですか?声に出して読んでください。
・ヒトからヒトへは感染しない
覚えましたね?
特に僕の友人諸君!
近寄って平気?とか
何言ってんだい!
恐れる事はない!もっと近うよれ!!
ほれほれ!近うよるのじゃ!
離島でシュノーケリング
こんな話をしておきながら、この見出しに驚きました?
そうです。僕は住血吸虫を恐れず、戦う事に決めたんです!!
宿のレストランにいたら自称ガイドという男がやってきて「シュノーケリングに行かないか?」というので話を聞きました。
僕「マラウィ湖には住血吸虫※がいるんだろ?観光客が泳いで平気なの?」
ガイド「大丈夫大丈夫、ヨーロピアンは皆泳いでるよ!」
でた、それロンプラのせいでしょ?!笑
※住血吸虫の英語が分からなかったので寄生虫を意味するパラサイトを使いました
ガイドは続けて言いました。
「シャワーに入ったり、歯磨きしたり、洗濯したり、ご飯食べたりしたんだろ?全部湖の水を使ってるからなら同じ事だよ!」
確かに・・・
湖で米を研いでやがったな。
確かに・・・
歯磨きの時、口に含んだな。
単純で従順な僕は、なら行くか!って事で、最終的に30ドル(1人参加の場合)で話はまとまり翌日に行く事になったのです。笑
で、翌日。今にも転覆しそうなこのボートに乗って僕はガイドと2人で離島に向かいました。
どんぶらこ~、どんぶらこ~。
舟の端っこには、ランチで食べる魚が無造作に置いてあります。
すでにいつでも焼ける状態!早すぎだろ!
そして離島に到着しました。向かいに見えているのが宿のあるビーチ。
湖だと言うのに思った以上に透明度が高く、淡水の熱帯魚?がたくさんいました。
シュノーケリングしたり岩場で寝たりしている間に、ガイドがランチの準備をしてくれています。
なんて言うか、これぞBBQ。
食べきれない程のランチが出来上がりました。
これがまた美味いの!特に魚はカンパンゴって言う全く小骨のない魚で、食べやすくて美味しかった!ナマズの一種で体長1mを超すものもいるとか。
岩場にはトカゲがたくさんいて、トマトが大好物みたい。
パクッとした瞬間をゲット☆
ランチ後しばらく休憩してからまた、どんぶらこ~どんぶらこ~と戻りました☆
宿のあるビーチに到着。いつもと変わらない様子のビーチ。
ケープマクレアは夕陽がとても美しい事で有名なんだけど、雲が多くて夕陽は見れませんでした。残念。
以上、次回はケープマクレアの子供達を中心に記事書きます!
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コメント
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はじめまして。
アウシュビッツについてググっていて、ダイキさんの世界一週目のブログを拝見して以来読み進めること数ヶ月、
ようやく最新記事に追いついてきました。
タイトル読んで、
住血吸虫と戦うことにした…、まさか感染したか!ついにやったか!
と、思いましたが違って一安心。
MERSなるものが流行りだしてますので、今後もお気をつけて…。
そんなに読んで頂いてるんですか?!
ありがとうございます!!
ぜひ、最後まで読んでくださいね!
こんにちは、はじめまして。
投稿から時間が経っている記事にもかかわらず、思わずコメントしたくなってしまいました。
私は2013年に半年ほどマラウイで過ごした経験があります。もちろんケープマクレアにも行きました。
ふとマラウイが懐かしくなり、何となくググったらダイキさんのブログを見つけました。
文章の情景がありありと目に浮かびますし、状況も同じでしたし(私も泳ぎましたしガイドと二人きりで沖BBQもしました笑)、何よりダイキさんの文章力でタイムスリップを何倍も楽しませていただきました。ありがとうございました。
私も旅好きなので、これからその他の記事も読ませていただきたいと思います。