14Jun

2015年2月28日、結局ジンベイザメもマンタも見れなかったトーフからヴィランクーロに移動。ヴィランクーロもトーフ同様に海沿いにある小さな街だ。
ここでは、もともと行くつもりのなかったバザルート諸島に行く事になったが
突然天候が急変し海で遭難する事となる・・・
目次
ヴィランクーロの安宿
トーフからヴィランクーロまでの行き方については前回の記事を参照。
→トーフ|ジンベイザメ&マンタに遭遇率100%の海があるって?!
ヴィランクーロに着いたのは夜だったが、治安の悪さは感じなかったのでミニバスを降りてから目星を付けていたZOMBIE CUCUMBERという名の安宿まで歩いた。(事前情報:ドミ400メディカル、有料WiFiあり)
しかしオーナーが休暇をとっていて明日まで休業中との事。誰も任せられる人がいないのに土日に休むとは…
仕方なく次に考えていた安宿へ向かった。
ヴィランクーロバックパッカーズ(Vilanculos Backpackers)
レストランが併設されているドイツ人経営の宿。
ドミトリーはこの建物。
10ベットあるが、かなり広いので気にならない。しかし、蚊帳があるものの穴が空いていたり、ファンが故障していたりであまり快適とは言えなかった。(250メディカル=875円、コンセントなし、WiFiなし)
バス、トイレは共同、キャンプ場みたいな作り。
ヴィランクーロバックパッカーズは安いが部屋にコンセントがなく、WiFiも使えないし、部屋も快適では無かったので1泊しかしなかった。
が、併設のレストランはオススメ!安くて美味い!
メニューがポルトガル語なので難しいけど↓
「MATAPA(マタパ)」は前回の記事で紹介したココナッツミルクやほうれん草、ピーナッツで出来たモザンビークのシチュー。
「com」ってのはwith的な意味で「CARANGUEIJO」はカニの事。
「Xima(シマ)」はスワヒリ圏で言うウガリ(肉まんの皮をもっとウェットにした感じのやつ)。
「Arroz(アロッゾ)」はライス。
要するに「マタパ、シマ」と頼めばマタパ&カニ&ライスという事になる。写真は無いけどこれは美味しかった!!
これはメニューで上から2番目の「COUVE」というやつ。これもまーまーうまい!
上のメニューの他2つは食べていないけど、いずれにしてもこれらが80メディカル(280円)で食べれるのはありがたい!
が、もっとオススメはこれ!!
他のメニューにある「SOPA(ソパ)」というやつ。要するにスープの事。
ここのは即席ラーメンのような味がして超美味い!(というかまんま即席ラーメンだと思うけど・・)
一緒に出される唐辛子はめっちゃ辛いので入れすぎ注意で。これはなんと35メディカル(122円)で食べれる!麺の茹で加減もちょうど良いし、味も旨すぎて同じものお代わりしちゃった☆
バオバブビーチバックパッカーズ(BAOBAB BEACH BACKPACKERS)
ヴィランクーロバックパッカーズから乗り換えた宿。
敷地がめちゃ広くて、半分はキャンピングスペース。ドミトリーはこの建物。
部屋は男女別で男側は12ベット。誰も客がいなかったので扇風機を独占できて快適だった。トイレ、シャワーは部屋の奥にある。料金は320メディカル(1120円)とヴィランクーロバックパッカーズより高いが、WiFiが無料で結構サクサク使えるので快適!
しかも目の前がビーチ!!これもホテルの敷地内!
街の外れにあるのでちょっと場所が悪くホテル内のレストランも高い割にあまり美味しくなくて、その辺はヴィランクーロバックパッカーズの方が良い。しかしWiFiが使える点や、ホテルの雰囲気、各種ツアーの手配などもこちらの方が整っていて断然オススメ出来る。
【地図】
赤・・・ZOMBIE CUCUMBER
青・・・VILANCULOS BACKPACKERS
黄・・・BAOBAB BEACH BACKPACKERS
緑・・・パンバーラ行きチャパ乗り場
ヴィランクーロのビーチ沿いを歩く
バオバブビーチバックパッカーズの目の前の海。海藻や葉っぱが多いのは気になるが水はまーまー綺麗☆
街の外れはどこを歩いても舗装されていない砂の道。
海岸線はずーっとビーチが続く。
所々カフェやバーがあったり。
いかにもアフリカの海!って感じ。
しばらく歩くとビーチから岩場に変わってきた。
この辺でシュノーケリングしたら楽しそう☆
かなり遠浅のようで潮が引くとこんな感じになる。
バザルート諸島で遭難
バオバブビーチバックパッカーズのレストランで飲んでいる時に仲良くなったフランス人4人に
「シュノーケリングツアーに一緒に行かない?」
と誘われたので前回ジンベイザメもマンタも見れなかったし申し込む事にした。
このシュノーケリングツアーは世界自然遺産に登録されているバザルート諸島の中の一番大きな島「バザルート島」に上陸でき、シュノーケリングも楽しめる。料金はちょっと高いけど朝から15時までで2700メディカル=9450円(ランチ込み)。
翌朝、天気があまり良くなかったがフランス人女性4人と一緒にシュノーケリングなのでテンションは低くならない。笑
2時間くらい?ボートで走ったところでバザルート諸島で一番大きな島バザルート島に到着。
この小さいボートに客5人、ガイド1人、キャプテン1人の計7人。
さっそくシュノーケリングを楽しむ為にポイントへ移動。
しかし波が高すぎて、とてもシュノーケリングどころではない。
しかも、いくつかあったマスクは全てマスク内に水が浸水してくる
ので全く楽しめずに終わった。(僕の顔に合わないだけ?謎)
再度バザルート島に戻り食事の準備。島にいた現地民?がなぜか手伝っていた。笑
食事の準備中、バザルート島を歩いて回る。大きな砂丘があるので砂丘の上まで登ってみた。
上陸した場所と反対側の海。天気が悪くてもこれだけ碧く見える海はなかなかない。
天気が良かったらどれだけ綺麗なんだろー・・とか思っていると・・・
突然天候が急変!
砂吹雪になるほどの暴風が僕らを襲う!
写真でも分かるほど海の流れが強くなり
海の色も深い青に変わっていった。
雲は真っ黒になり
遠くまで見えていた視界は深い霧に包まれた。
とにかく急いで食事の場所まで戻った。
幸いまだ雨は降っていなかったので、急いで食事を済ませる。
食事の写真とか撮っている余裕はなし。
食事が終わった頃、ついに土砂降りの雨が。
食事後はしばらく島でゆっくりする予定だったが、ガイド、キャプテンの判断でさらに天候が崩れる前に戻ろうという事になった。
7人を乗せた小さな小さな舟に、容赦なく暴風雨そして
荒れ狂う波が頭から滝のように襲いかかって来る。
船底にはどんどん水が溜まり少しずつ沈んで行く舟。
それをペットボトルで懸命に掬い出す。
転覆しそうなほど激しく揺れる舟。
本土到着は諦め、小さな小島に漂着。
寒過ぎて震えが止まらない。
乾いた枝を掻き集めボートのガソリンで火を起こし暖をとる。
幸いガイドの持っていた携帯に電波が入り救助要請。
2時間後、ウエットスーツを着た4人組の救助船が到着。
小舟を捨てて救助船に乗る。
まだまだ天候は最悪。
しかも日が暮れて荒れ狂う海は真っ暗に!
救助船でもかなり苦戦するが、なんとか本土に到着。
着いたのは予定より4時間オーバーの夜7時!!
そんな訳で、本当に命からがら宿に戻って来る事が出来たのでした。
トーフやヴィランクーロ、バザルートの辺りは
アフリカ本土とマダガスカルに挟まれていて
度々、海が大シケになるそうです。
特に2,3月は季節風の影響で大シケ率が高いそうなので、出来ればその時期は外しましょう・・。
ヴィランクーロからジンバブエへ
ヴィランクーロを色々な意味で満喫した僕は、もうモザンビークには用無し。次に目指すはジンバブエである。
ジンバブエへはマチパンダ(Machipanda)という国境を抜けていく。
ヴィランクーロからマチパンダへ行く為には、まずミニバスでパンバーラ(Pambarra)へ。
ヴィランクーロの街の出口のとこ(始めの地図参照)でミニバスを拾う。(20メディカル=70円)
ちなみにミニバスの事はローカルではチャパと言うので現地人に聞く時はそう言うと良い。
パンバーラはモザンビークを縦断する国道沿いなので、国道に出てマチパンダの手前の大きな街シモイオ(Chimoio)方面に向かうバスを探す。
バスステーションがある訳ではないので、地道に路上に止まったバスにシモイオに行くかどうか聞いていくしかない。
1時間くらいしたところで、偶然にも首都マプトからシモイオへ向かう途中の大型バスをゲット!!(500メディカル=1750円・・足元見られてちょっとボッタくられた感あり)
乗り換えなしでダイレクトでシモイオに行けるなんて運がよろし過ぎる!!
シモイオまでは約6時間。着いたのはもう夜だったので、この日は「ピンクパパイヤ(PINK PAPAYA)」という宿に宿泊。
女性オーナーの宿で、とても気が利く宿だった。
ドミトリー500メディカル=1750円。WiFiなし。めっちゃ居心地良かったけど、ちょっと・・・高いかな。
シャワー・トイレも女性的でとても綺麗☆
シモイオの街は特に何かある訳でもないので、軽くプラプラ歩き、翌日昼頃にジンバブエを目指し宿を出た。
シモイオからマチパンダ(国境)まではミニバス(チャパ)で90メディカル=315円。所要約1時間30分程。
特に問題なくモザンビークの出国手続きを終え、無事ジンバブエへ入国した☆
次回、ついにジンバブエ!お楽しみに~!
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