26Apr
キゴマから14時間かけて夜20時にムワンザに到着。前回の記事の終わりに書いた通り、バックパックも身体も全身赤土だらけで、すぐにでもシャワーに入りたかった。
到着したバスターミナルからバイタクに乗って目星を付けていたビクトリアホテルに移動。しかしこの日は12月23日。クリスマス前とあってか宿は満室で断られる。しかしすぐ裏にビクトリアアネックスという系列のホテルがあり、そちらなら空いているとの事。ちょっと高くついてしまったが、とにかくすぐにシャワーを浴びたくてそこに泊まる事になった。
目次
ムワンザの安宿
ビクトリアホテルは15000シリング(945円)だったのに対し、ビクトリアアネックスは朝食込みで20000シリング(1260円)。高く付いたと言っても200円だけなんだけどね。ビクトリアホテルに朝食が付いているかは不明。
部屋はシングルで室内にシャワー、トイレがある。Wi-Fiはなし。部屋もトイレもとても綺麗で久しぶりに快眠出来る部屋だった。Wi-Fiさえ使えれば完璧なんだけど。
宿に着いてすぐ、シャワーに入ってひどい赤土を洗い流し、併設のレストランでビールを飲みながらティラピア(ビクトリア湖で獲れた魚)のグリルとウガリを食べた。(合計10000シリング=630円)
そして部屋に戻ると一瞬で寝てしまったのを覚えている。今回のバス移動・・相当疲れていたんだろう。
偽入国管理局員によるパスポートチェックに要注意!!
翌朝、バックパックから何から全て洗ってバルコニーに干し、朝食を食べにホテルのレストランへ。
なんと朝食はビュッフェだった!
クリスマスイブにふさわしいね!
街に出てみる。ムワンザはタンザニア第二の都市だけあり、かなり活気があり賑やかだった。
すぐ近くにマーケットがあったので行ってみる。
フルーツに野菜、ちょっとした軽食を食べれる屋台、雑貨に至まで何でも揃いそうな感じだった。
さらに市街の方へ行ってみる。
ここで、この記事のタイトルにした事件が起こる。
偽入国管理局員(以下、偽):ハロー!パスポートは持ってるか?
僕:もちろん持ってるよ。
偽:我々(2人組)は入国管理局だ。パスポートをチェックしたいからこっちに来てくれ。
→顔写真付きのIDのようなものをチラッと見せられ、どこかに連れて行こうとする
相手は2人組だったが、制服でもスーツでもない私服姿で、その上IDをチラッと見せてすぐにしまったので怪しいと思い
僕:もう1度IDを良く見せてくれ。
偽:いいからパスポートを出せ!連行するぞ!
この時点で完全に怪しいと踏んだ僕は無視して歩き始めた。
(偽)は後ろから着いて来て「パスポートを見せろ!」っとしつこく言って来る。しかし、腕を掴まれる訳でもなく、前に立ちふさがる訳でもないし、後ろから声を掛けて来るだけだった。
本物だったら逃げようとする僕を制止させ、しっかりIDを見せてくれるはず。しかしそれをして来ないと言う事は偽物である証拠。
完全にシカトして街を歩いていたが、これがまたしつこく着いて来る。あまりにしつこいので
僕:▲○■∟●×△◆□!!!
っと、なんて言ったかは覚えてないけど怒鳴り散らしてやった。人通りが多かった事もあり着いて来なくなった。
しばらく街の写真を撮りながら歩いたあと、道を間違ったと思い、急にUターンしたら・・・
奴ら2人とすれ違った。
なんと尾行されていたのだ。
さすがに恐くなった。
そこに、ちょうど良く何かの警備で軍隊がたくさんいる広場があったので、後ろを気にしながらその場所に向かった。
するとさすがに着いて来ていなかったので、尾行を気にしながら街を歩き続ける事にした。
おしまい。
っというちょっとした事件?があった。
今回の旅の始めにエジプトで偽警官に騙された事が教訓となり、今回は冷静に落ち着いて判断し事件に巻き込まれる事はなかった。
しかしエジプトの事件がなければ騙されていたかもしれない。最終的な狙いが何だったのかは分からないが何らかの被害に遭っていた事は確実。
海外では相手が警察官であっても、入国管理局員であっても油断してはいけない。
偽者の場合、制服を着ていない、IDをしっかり見せない、人目を避ける場所に連れて行こうとする
など何かしら怪しい点があるので冷静に落ち着いて判断する力を身に付けましょう。
っと何だか地球の歩き方的な感じで締めくくってみました。笑
ちなみに、便宜上「入国管理局員」と言う事にしましたが、英語では「イミグレーションなんちゃら」
って言ってました。
皆さんもイミグレーションなんちゃらには気を付けてね☆
エジプトの事件というのはこちらで紹介してます↓
[browser-shot url=”https://daiki55.com/cairo1/” width=”200″ height=”150″ alt=”カイロ|【強盗被害報告】マフィアグループによる偽警官を使った騙しの手口とは?!” target=”_blank”]カイロ|【強盗被害報告】マフィアグループによる偽警官を使った騙しの手口とは?![/browser-shot]
ムワンザの象徴「ビスマルクロック」とは?
じゃっじゃーん!これがビスマルクロックです。
倒れそうで倒れない、この奇岩。ムワンザの象徴として市民に愛されています。多分。
ムワンザの街を歩いていると、ビスマルクロック以外にもたくさんの奇岩を見かけました。
ビスマルクロック、おしまい。(短け!)
最低最悪のクリスマスイブ
このあと、小腹が減ったので地球の歩き方で紹介されていたチャケチャケという店に行ってみた。地球の歩き方にはキゴマでちょっと痛い目にあっていたのに結局頼ってしまう・・
ちなみに“地元で人気の典型的な安食堂”と紹介されていた。
注文したのはシャリフ、チョップエッグ、チャイ(合計1500シリング=95円)
確かに安かったです。味の方は・・どこの屋台でも購入できるお味です。笑
てか、気付きました?写真のテーブルの上、良く見るとチャイがこぼれているんです。
これ、店員がテーブルに置いた瞬間にカップが倒れて僕のズボンがビッチャビチャになりました。
熱かったし、火傷でもしてたら大変な事になってました。すごい謝ってくれたし新しいチャイも持って来てくれて悪い店員ではなかったんですが・・・今日クリスマスイブですよ?
や、別にお洒落してた訳じゃないけど。いつも通りのボロズボンにボロTシャツだけど。
その後、翌日アルーシャに行く為にバス会社を探していたんですが、その途中突然の大雨が降って来たんです。大雨なんてもんではなくて完全に嵐!!
仕方なく屋根のあるとこで雨宿りをしていたんだけど、結局雨は全然降り止まず約3時間も雨宿りをする事になってしまった。本当にすごい大雨で川が氾濫し車が流されてしまうほどだった。
川の付近に車を止めたドライバーが帰って来なくて、雨宿りしていたみんなでヒヤヒヤしながら見守っていると・・・
水かさがどんどん増して、ついに車が流され始めた!
すると雨宿りをしていた人達が一致団結し、自分の車でもないのに必至に食い止め、なんとか車は流されずにすんだ。
とても感動的な瞬間を見れて大雨と寒さで曇っていた気持ちがちょっと晴れた☆
動画もどうぞ↓
そのあとようやく雨が小雨に変わって、バス会社は諦めて大急ぎで宿に戻った。
クリスマスイブを振り返ってみると、全身赤土だらけになり、偽入局管理局員に付き纏われ、チャイをこぼされ、突然の大雨に打たれ、寒くて3時間も震え・・・最低最悪のクリスマスイブだった。
せめて、せめてディナーだけはちゃんとしたものを食べたい!!
が、雨で宿から出れず、結局宿のレストランで澄ませる事に。
量が少ないくせにちょっと高い「NDOVU」という贅沢なビールを飲み
クリスマスイブらしくチキンを食べてこの日はおしまい☆(合計10000シリング=630円)
ムワンザからアルーシャへ
翌日、今度こそバス会社にチケットを買いに行く。また雨が降ったら嫌だから午前中にさっさとオフィスに行きチケットを購入。この写真のオフィスで購入したけどチケットには「JORDAN RAHA」という会社名が記載されていた。オフィスの場所は最後に地図を添付。
チケットは35000シリング(2206円)でネゲジバスステーションというとこから翌朝6時に出発。夜行バスがあれば夜行バスに乗りたいんだけどね、エチオピアと同じでタンザニアも夜行バスの運行は禁止されているみたい。道路ガタガタで危ないからかな?
ちなみにスタッフはまったく英語が通じない。金額と時間は分かったけど、どこからバスに乗るのか全く分からないので紙に書いてもらった。幸い字が書ける人で良かった。
それがこの紙。これをホテルのスタッフに見せて行き方を教えてもらった。
エチオピアンタイムに続くスワヒリタイムの存在
あともう一点注意したいのが時間。
あの紛らわしいエチオピアンタイムに続くスワヒリタイムの存在。
数え方は両方一緒。
夜19時が1時で20時が2時で21時が3時で・・・朝の6時が12時。
朝7時が1時で8時が2時で9時が3時で・・・夕方18時が12時。
エチオピアでは良く
「それってエチオピアンタイム?!インターナショナルタイム?!」
「朝の11時?夜の11時??」
みたいなやり取りをしたが、まさかここでもこの紛らわしい時間の数え方に悩まされるとは。
英語を使えない人はほとんどスワヒリタイムを使うと考えた方が良いです。
覚えれば簡単なんだけど始めは注意してね。
って事で、この日は何もやる事が無いのでWi-Fi探し!クリスマスなのに何やってんだ・・笑
まずは“ムワンザで一番人気の店で欧米人でいつも混んでいる”というニュークレアーナピッツェリアという店に行ってみた。注文したのは「ピッツァピリピリ」
あと、ストニーという辛口のジンジャーエール的な飲み物と合わせて12000シリング(756円)。
お味の方は・・・うん、冷凍ピザに毛が生えた程度。たいしてピリピリもしねーし。。
ちなみにこの情報源も・・・地球の・・・
・・・おしまい。
翌日、余裕もって宿を5時に出た。宿のスタッフからネゲジバスステーションは宿からタクシーでも30分はかかると聞いていた為。
しかしタクシー代はとても高く、宿の近くにいたバイタクに5000シリング(315円)で連れて行ってもらった。事前に宿のスタッフに聞いていた相場が5000シリングで運転手の言い値は最初から5000シリングだった。英語がまったく喋れない運転手だったけど、英語が達者な奴ほどふっかけてくるのでこういう時は喋れない奴の方が良い。
でも、30分の移動時間、すんげー恐怖だった!!
まだ真っ暗なのにヘッドライトが壊れてつかないの!
だからずっとウインカーを出して、ウインカーの明かりで真っ暗な道を走るんだよ?!
道路ガタガタで何度か転びそうになるし、バックパック背負ってるからめちゃくちゃしんどいし!!
できればタクシーの利用をオススメします。汗
これがこの日に乗ったバス。またしても定番5列シートのイケイケ旧型車両。
荷物を預ける時にビニール袋を売ってくれる少年がたくさんいるんだけど、前回の移動で勉強したので今回はビニール袋を2枚購入してバックパックをすっぽりと覆って預けた。結果、ムワンザ→アルーシャ間は特別ひどい道もなくてビニール無くても良かったかも。
しかも今回は一番前の席をゲット!!やっぱり後方の席より断然乗り心地が良い!!
大きなフロントガラスから雄大な景色も楽しめるしね☆
アルーシャについては次の記事で~☆
【ムワンザの地図】
赤・・・ビクトリアホテル
黒・・・ビクトリアアネックスホテル
青・・・チャケチャケ
黄・・・ニュークレアーナピッツェリア
紫・・・ビスマルクロック
橙・・・チケット売り場&キゴマからのバス到着場所
緑・・・ネゲジバスステーション
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